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2004.05.23

高いか安いかの判断のために見積もってみる




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輸入音楽CDに関するAmazon.co.jpからの重要なお知らせ

アマゾンさんは偉いと思う。
っつーか安く入荷する手段があって、ある程度の利益を生むなら、価格競争で安く売っても、販売側も購入側も両方幸せでいいじゃん、ってことなのだ。
で、まあ「お手頃な世界標準価格」で販売されているという姿勢の裏づけのために、一体それではいくらかかっているのか。高いのか、安いのか、それを考えてみたい。
自分は職業柄、10万枚(セット)単位のCDプレスをする会社に、条件を設定して見積もり依頼を出来るのだが、流石に営業さんに悪いので、今回はインターネットで価格を公表してるところからピックアップしてみたい。

自分の住処である吉祥寺の、しかも自分が中華料理では吉祥寺一旨いと推薦してやまない中華料理店「中華街」から徒歩10秒くらいのところに拠点を置く、
株式会社フラッグさんのCDプレスサービス、フラッグメディアサービスの海外プレスを選んでみる。
プレス場所の台湾は、ソニーさんの系列なんかも、プレス工場を持っていたりする、CD生産量では世界トップの国だったりする。最近生産地表記の問題とかもあって、メイド・イン・タイワンと盤面に入れないと、輸送できなくなってきたりしているが、それは問題ない事を前提にする。

フラッグメディアサービス・CD海外プレス・自動お見積もり

こちらに、下記条件を入力する。

タイトル数:1(1作品のみを発注)
(2) 仕様選択
メディア :CD-ROM
マスタ :CD-R
マスタのタイトル :suzumaruondo
プレス枚数 :30,000枚
ディスクの種類 :通常(内径が46mm)
レーベル印刷 :オフセット4色
レーベルデータ作成 :お客様にて作成
プルーフ送付 :あり
CSS KEY 挿入 :なし
CDケース :ジュエルケース(白)
ジュエルケースジャケット :4P(裏:フルカラー) + バックインレイ + キャップ
スリムケースジャケット :なし
トールケースジャケット :なし
包装の種類 :キャラメル包装
印刷物(ジャケットをのぞく)封入 :ケース1個につき 0枚
シール貼付 :ケース1個につき 0枚

これで、どんなものが出来上がるかと言うと、通常考えられるごく普通に販売されているCD1セットが出来上がる。
手に取るとこんな感じだ。
赤いビニール紐を引っ張ってピーッと剥いて(キャラメル包装)
CDを開けると、フルカラーで盤面が印刷されたCD(レーベル面4色)
と、表裏も見開きの歌詞が書いてある中面もフルカラーの4ページジャケット(ジュエルケースジャケット :4P(裏:フルカラー))
ケースの裏面にもフルカラーのバックインレイ入り(ジュエルケースジャケット : バックインレイ)
CDがはまっているケースはごく普通の白(CDケース :ジュエルケース(白)
と、CDラックを見ると該当するものが続出だ。
で、仮に発送会社から各レコード屋に発送業務を委託したと考え、都内に納品、マスタ盤は自分に帰ってこなきゃいけないので、製品納品先とは別住所に発送してもらって、CD作成が総て終わったとして合計金額を見る。

合計金額 : 3,489,800円 (税込)

30,000枚製作なので、単価は

@116.33円

プレスそのものはこんなもんなのだ。
今30,000枚という設定だが、量が多くなればなるほど単価は下がる。当然である。
大ヒットになればなるほど1枚の生産費用は安くなるのだ。
さて、それでは今回作成したCDを定価2000円で販売したとする。
ひとまず半数15,000枚売れたとする。すげえな。

30,000,000円

えーっと、3千万円。
いかん、なんか現実的ではない。
逆算方式に転換。
プレス費用を回収するには何枚売ればいいのか。

約3500,000÷2500=1,400

1,400枚売って回収。ちょっと現実的だった。

で、後は諸費用どれくらいかかってんのよ?
レコーディング費
デザイン費
宣伝費

専門ではないところが多すぎるので、判る人は書き込んでもらえれば、その後再計算が出来ると思うのだが、最終的なプレスとセットの製造原価なんて、所詮こんなもんなんだ。
手にとって買おうかなあって思ったそのCD、台湾のおばちゃんたちが汗水たらしてタタラを踏んでCDを焼き(←激しい誤解)やっとこ100円を手にしてるものなのだ。
個人で作成ってのは色々リスクがありすぎて現実的ではないが、少なくとも製作会社を通してレコード店に並んでるCDの生産枚数からすれば、CD1セットはジュース1本分で出来ている。あと残りのジュース23本分くらいは、その前の制作費宣伝費と利益となっているのであーる。
製造業の立場から見た、CDの値段はココまで。
あとは、もっと上のいわゆるギョーカイの方々の、観念的アートの金額が、妥当なものなのか、そこにかかって来ていると思う。

レコーディングとかデザインとか宣伝とかの値段のわかる人にお願いです。
なにか具体的な例をあげて、かかる金額を教えてください。

俺は自分のわかる金額を出したぞ!

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投稿:by 2004 05 23 11:28 AM [音楽] | 固定リンク

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