トップ > 旅行・地域 > 大阪巡礼・道頓堀は工事中だった編。
いしたにまさきの新刊:HONDA、もうひとつのテクノロジー ~インターナビ×ビッグデータ×IoT×震災~ 01 それはメッカコンパスから始まった|Honda、もうひとつのテクノロジー 02 ~インターナビ×GPS×ラウンドアバウト~ 運転する人をサポートすること|Honda、もうひとつのテクノロジー 03 ~インターナビ×災害情報×グッドデザイン大賞~ 通行実績情報マップがライフラインになった日
2004.09.17
大阪巡礼・道頓堀は工事中だった編。
ツイート
|
![]() |
大阪という街は歴史的に為政者の存在が薄い街です。
商人の街というは、けっこう冗談ではないわけです。
そういう状況だと他の街と何が圧倒的に違うかというと、公共事業の部分なわけです。
大阪は水の都という別名も実はあるぐらいに、中心地にどかーんと淀川が流れ、
橋がすごく多いんですが、天満橋などの一部の橋を除けば、公共事業で作られた橋は少ない。
(天満橋などの幕府が作った橋はご公儀橋と呼ばれる)
でも、橋はいっぱいあります。
じゃあ、これは誰が作ったのかというと商人が作ったんです。
つまり、淀屋さんが作ったから淀屋橋。
家の目の前にどーんと作ったそうな。
大阪では儲かった商人の最高のステータスは、橋に代表される公共物を作ることにあったんです。
これは日本では実に珍しい。
中之島にある中央公会堂も、ある株屋が一夜で(バブルで)儲けたお金でつくられてます。
(大阪には公会堂がない!と市に建築費を寄付した。その後バブルが弾けて本人は完成前に自殺)
そして、その数々のものの中でも驚愕なのが道頓堀。
これは道頓一族が堀ったから、道頓堀なんですね。
(完成までに3代かかっているとのこと)
その後、大阪市内の運河はほとんど埋められてしまうのですが道頓堀だけは残り、
カーネル・サンダースもダイブした。
大阪は1日してならず。
コミックス (2002/12)
売り上げランキング: 10,714
通常24時間以内に発送します。




« なんでも擬人化 | トップページ | 意外に早い発表。 »
投稿:by いしたにまさき 2004 09 17 03:03 PM [旅行・地域] | 固定リンク
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
この記事へのトラックバック一覧です: 大阪巡礼・道頓堀は工事中だった編。: