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2005.01.03
新春・明智小五郎はパノラマ島。
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今回、過去の新春特番を新春に見て、いちばん最初に思ったことは、「こんなにおっぱいだらけでいいのか・・・。」と言うことだった。そら「エロスの園」だから、あう程度は期待してはいるものの、後半の山場はもうおっぱいだらけである。叶和貴子も3回も風呂に入ることはないだろう。。。
美女シリーズは、乱歩の原作以上に明智と美女に焦点があてられている。もちろん、それはお色気込みのことである。当時の放映日は1982年の1月2日。時間は21時からのはずである。当時、21時以降というのは圧倒的に大人の時間であったのである。
さらに、特筆すべきは音楽の良さ。音楽を担当したのは、鏑木創。
今回、調べてみてびっくりした。この人、とんでもない人だ(映画音楽歴40年)。代表作をざっくりと出すだけでも、もう驚愕。
アニメが得意なのかと思えば、その後は任侠ものを多数やりながらも、
こんなものこなし、
あまつさえ、さそりまで!
ただ、続編ものが多いですね。女囚さそりもそうだし(元祖はもちろん菊池俊輔)、兵隊やくざも悪名も続編だ。必殺シリーズなんかもやっているみたいですし、立派な職業作曲家と言っていいのかもしれません。
メインテーマはもちろんのこと、あの変装の仮面をはがすときの音楽なんかもたまりません。
そうそう!それで思い出すのは、わきを固める役者陣の見事さ。クライマックス直前に、明智小五郎は必ずそれまでの登場人物の誰かになりすまします(パノラマ島ではいつもと少し違うのだけど、それはナイショ)。見ているものは、もちろん招待を明かす前にわかるのですが、それはずーっと設定やストーリーのチープさからわかってしまうのだと思っていました。
これ違ったんです。招待は演技でわざとこちらにわかるようにしているんですね。それも実に微妙にこれまで見てきたものにだけわかるような巧妙さで見せているんです。
ここで、きのうの引用をもう1回。
しかし最も注目するべきことは、これらのすべてが「みかけ」であったということなのである。
乱歩ものは映画もいろいろあるが、得てして映画は、乱歩が描く異常さそのものに肉薄しようとする。しかし、それでは乱歩には肉薄できない。これまでに見てもきた乱歩もので、いちばん心に残っているのは、映画ではなく、この美女シリーズだ。
べつだん本式の議論をしたいわけでもなく、本格的な歴史を背景に敷きたいわけでもなく、また、本物としての人形や本物としてのフェティシズムを登場させたいわけでもなかった。暗示が効けば、それでよい。その気になってくれれば、それでよい。これは言ってみれば、乱歩は「それらしい異常」「異常なそれらしさ」「ひょっとしたらそうかもしれないほどの不気味」に夢中だったのである。そして、ここにこそ乱歩の乱歩たるゆえんがあるはずなのだ。
それは、この乱歩の作家性と無関係ではないのだろう。
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投稿:by いしたにまさき 2005 01 03 01:34 AM [映画・テレビ] | 固定リンク
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