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2005.05.16

絵を描くことの困難さここにあり。




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特別展覧会・曾我蕭白「円山応挙がなんぼのもんじゃ~!」

最終日になんとか間に合ったので、京都国立博物館に行ってきました。

  蕭白と同時代に京都で活躍した画家といえば、与謝蕪村・池大雅・円山応挙・長沢芦雪そして伊藤若冲などの名をあげることができます。まことに錚々たる画家たちというほかありません。
 こういった人びとと伍して、蕭白は文字どおり独自の画風を展開してゆきました。室町時代の曾我蛇足を継ぐ者と標榜するのも、アナクロニズムを逆手にとっ た彼なりの同時代絵画への反抗の姿勢を示しています。こうした彼の姿勢から、当時の京都画壇を席捲していた写生派の円山応挙への対抗意識が生まれて来るの にちがいありません。

結果的には大正解。このレベルの展示会なんてそうそうあるもんじゃないです。

 

絵を目にして私が感じたことは3つ。

・どうにようもない喪失
・書けてしまうことの不幸
・生活のために書かねばならない

で、展示会の図表がすばらしいので買ってきました。そうすると、冒頭に私が書こうとしていたことがそのものずばり書かれていたので、それを引用します。

……デ・パルマのように洗練された、不条理の感覚を備えた知性にとっては、キャメラの魔術を大真面目に使うことなどできはしない。一種の冗談として利用するしかないのだ。デ・パルマはいかなる信条ももたない。彼の目的はただひとつ、思うままに観客の心をもてあそぶことだけだ。デ・パルマのキャメラが、夢が動いているような感触を伝える時、それはこの上なく美しいペテンである。彼は主題を真面目に扱うことができない。だが、それでよいのだ。ヒッチコックだってそうだった。

ポーリン・ケイル『明かりが消えて映画がはじまる』(柴田元幸他訳)

これも引用なんですが、こんないい文章ってあるんだよなあ。

一応、あえて強調しておいた方がいいことがひとつ。 

 群仙図屏風

この名前だけは覚えておいた方がいいです。

デ・パルマの名前が残らなくても、「ファントム・オブ・パラダイス」が不滅であるように、この群仙図屏風も不滅です。トリックスターをトリックスターとして評価することには何の意味もないのです。

曾我蕭白

そういえば、当日は葵祭だったのですが、私は欠片も見ることができませんでした。でも、大満足です。

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投稿:by 2005 05 16 05:13 PM [文化・芸術] | 固定リンク

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