みたいもん

トップ > 訃報 > 【訃報】宅配便生みの親 小倉昌男氏死去

いしたにまさきの新刊:HONDA、もうひとつのテクノロジー ~インターナビ×ビッグデータ×IoT×震災~ 01 それはメッカコンパスから始まったHonda、もうひとつのテクノロジー 02 ~インターナビ×GPS×ラウンドアバウト~ 運転する人をサポートすることHonda、もうひとつのテクノロジー 03 ~インターナビ×災害情報×グッドデザイン大賞~ 通行実績情報マップがライフラインになった日

HONDA、もうひとつのテクノロジー ~インターナビ×ビッグデータ×IoT×震災~ 01 それはメッカコンパスから始まった (カドカワ・ミニッツブック) Honda、もうひとつのテクノロジー 02 ~インターナビ×GPS×ラウンドアバウト~ 運転する人をサポートすること<「HONDA、もうひとつのテクノロジー」シリーズ> (カドカワ・ミニッツブック) Honda、もうひとつのテクノロジー 03 ~インターナビ×災害情報×グッドデザイン大賞~ 通行実績情報マップがライフラインになった日<「HONDA、もうひとつのテクノロジー」シリーズ> (カドカワ・ミニッツブック)

2005.07.01

【訃報】宅配便生みの親 小倉昌男氏死去




Clip to Evernote

このエントリーをはてなブックマークに追加

リンク:宅配便生みの親 小倉昌男氏死去

クロネコヤマトのヤマト運輸元社長、小倉昌男氏が亡くなられました。
個人宅への配送、宅配便はコンビニエンスストアの普及と共に、なくてはならないものになっていますが、昔は郵便でしか宅配は出来ませんでした。いわゆる独占業だったのです。そこに運送会社として初めて民間で入り込んだのがヤマト運輸、当時の社長が小倉氏。
ヤマト運輸の発展の歴史は、運送業は各都道府県に申請しないとその県内で運送しちゃダメよという道路運送法と、運賃改定の届出という運輸省との戦いの歴史でした。
常に消費者のニーズと利便性に対し、フレキシブルに対応しサービスを徹底していこうとするヤマト運輸に対し、運輸省は何年も運送免許を発行しなかったり、新価格表の処理をことらも何年も処理しなかったりしたのです。
両方書くと長くなるので、運賃改定の時の有名なエピソードをご紹介します。

官に逆らった経営者たち 日本株式会社論に異論

83年、ヤマト運輸はSサイズとMサイズしかない料金表を改定し、Sより小さなPサイズを設けた新運賃表を、運輸省に提出していました。が、運輸省はそれに対し、申請を処理しないという意地悪をしていました。
そこで、ヤマト運輸は、

「これまでより200円安いPサイズの発売と、その実施時期を6月1日にする」

という新聞広告を、申請が受理されていない内から出してしまいます。これが5月17日のこと。
しかしそれでも申請の審査をしない運輸省。
実施日の前日、5月31日ヤマト運輸はまた新聞広告を打ちます。
見出しはでっかく、「宅急便Pサイズの発売を延期いたします」
「従来、宅急便はSサイズ(10Kgまで)と、Mサイズ(20Kgまで)の2タイプでしたがこの度、ご利用の皆様の便宜のために、Sサイズより200円安いPサイズ(2Kgまで)の運賃を設け、6月1日から取扱開始を予定していました。しかし、運輸省の認可が遅れているため発売を延期せざるをえなくなりました。宅急便ご利用の皆様には大変ご迷惑をおかけいたします。紙上をおかりして、おわび申しあげます。運輸省の認可が下り次第、すみやかに発売を開始いたします」

世論はそりゃもー大騒ぎ。
運輸省が認可しないから俺らはこのサービスを利用できないってこと!?なんで認可しないのよ?運輸省何様?(ここら辺は大学の先生がこんなことを言ってました)
取り扱い開始予定日から一月後、7月6日になってようやく運輸省は認可をするのでした。

このサービスに対する規制は、明らかに消費者に対してマイナスです。
それに対して正面からおかしいという。つい先日の郵政公社とローソンの提携などでも、真っ当な抗議運動をおこなっています。
小倉氏の行ってきたサービスへの姿勢は、小倉氏の亡くなった今でも立派に引き継がれているのでした。ビバ!ヤマト運輸!ビバ!クロネコヤマト!!

小倉昌男氏のご冥福をお祈りします。

« Netcraft Toolbarがぼくの想像力を刺激する。 | トップページ | 朝に本を10分読んだだけなのに! »

投稿:by 2005 07 01 04:16 PM [訃報] | 固定リンク

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/12272/4784985

この記事へのトラックバック一覧です: 【訃報】宅配便生みの親 小倉昌男氏死去:

 
We are bloggers.