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2006.06.16
志村けんはジェームス・ブラウンである。
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志村けんがものすごく「ソウル・ファンクのフリーク」だ、なんていうことは常識だと思ったんだけど、そうでもないらしいのでエントリー書くことにした。
ドリフターズについては、先輩であるクレイジーとは違って、映画よりも音楽の方がはるかに素晴らしい。
それはもうこの最高の内容のベスト盤を聞けばすぐにわかるわけですが、このベスト盤を聞くとすぐにわかることがある。
それは志村けん加入後で、音楽ががらっと変わることだ。
ドリフの音楽はその名前からもわかるようにリズム・アンド・ブルースの傾向が強い。ところが志村けんがボーカルと取った曲では志村けんはこうシャウトする。
ゲロッパ!
まんまである。
そして、志村けんの最初のヒット曲と言える「東村山音頭」では三丁目なんかはムード歌謡っぽい雰囲気もあるのだが、これも一丁目で一変する。
いっちょめいっちょめ!ウワォ!
はい、ファンクです。掛け値なしにかっこいい。
ただ、志村けんのドリフターズに与えた影響を考えると、ジェームス・ブラウンにおけるブーツィー・コリンズと考えた方がいいという話もあります。
で、このことでもうひとつの謎も解けるわけです。それは志村けんがドリフがお笑いのグループとしては事実上活動停止した後にマーシーやクワマンを自分の番組でなぜ使ったのかということです。
リンク: 犬にかぶらせろ!: カルチュラル・スタディーズの教科書として読みたい『BE-BOP-HIGH-SCHOOL』、または「日の丸には黒はない」.
和田アキ子が若い頃は「リズム・アンド・ブルースの女王」だったし、ラッツ&スター(シャネルズ)の鈴木雅之はツッパリ時代からソウルフリークだったようだ。
同じソウル・ファンクフリークとしての友愛の結果だったということです。そういう意味ではバカ殿という番組はJB'Sだったということでもあるわけですね。
まあ、とにかく志村けんがJBみたいにケチじゃないことだけ祈ります。
※追加、ドリフとファンクの関係については以下のページに詳しい(はてブコメントより)
リンク: 復活・「日本に潜むファンク 〜ドリフターズ〜」.
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投稿:by いしたにまさき 2006 06 16 05:45 AM [音楽] | 固定リンク
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