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2006.06.03
涼宮ハルヒの憂鬱が証明してみせたWeb2.0の正体のひとつ。
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先日、なにげなくエントリーしたリンク涼宮ハルヒが起こしたYouTubeの憂鬱、ネットマーケティングの大成功例。は本人の予想を遥かに超えて、様々なところで引用していただきました。みなさんありがとうございます。
さてさて、いろんなご意見があり、ほぼすべての引用は目を通したつもりです。その中で何人かの方がおっしゃっていたことでもあることを一応追記したいと思います。
今回の涼宮ハルヒの憂鬱のオフィシャルサイトがまさにそうであったように、Web2.0と呼ばれる世界では、情報の発信元は必ずしもWeb2.0である必要がないというのが、今回の現象の大きな発見でした。
つまり、情報の発信側がWeb2.0であることよりも、情報の受け手がWeb2.0の世界にいることの方が遥かに大事であったわけです。
ホント、涼宮ハルヒの憂鬱のオフィシャルサイトは質の悪いことに最新情報をRSSなんかで出してくれたりはしないわけです。しかも油断しているとすぐにしかもわかりにくいところが更新されている。
それを誰か発見し、どこかで2次情報として発信する。そして、それはRSSで配信され、即届けられ、本家オフィシャルに確認しにいくことになる。
だって、本家オフィシャルは最新情報出してくれないんだもの。直接見に行くしかないじゃん!
さてさて、涼宮ハルヒの憂鬱がわたしたちに見せてくれたことはひとつしかなくて、
- Web2.0の世界では、いいものはちゃんと流通する
これにつきます。
だから、手法と目的を取り違えて、オフィシャルサイトをわざわざチープな作りにするとか絶対に効果なんか出ないからやめた方がいい。
なぜあの涼宮ハルヒの憂鬱のオフィシャルサイトがあんな作りになったかといえば、作品の中にホームページ制作の話がそもそもあったからに他ならないわけで、アニメの制作サイドは涼宮ハルヒの憂鬱のオフィシャルサイトの手法の研究なんかしている暇があったら、いい作品をまず作ることに情熱を傾ける方がいいと思います。
あ、しまった!
なぜ、私が無限ループのからくりに気づいたのか?という話をホントはするはずでした。
えーと、それは明日以降で!
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投稿:by いしたにまさき 2006 06 03 03:18 AM [ネットマーケティング涼宮ハルヒの憂鬱] | 固定リンク
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