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2006.07.28

『ブログスフィア』に書かれている企業ブログの肝心なところ。




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日経BPさんから、企業ブログに特化した『ブログスフィア』という本をONEDARIさせてもらいました。中盤若干眠いところはあるんですが、これはいい本ですねえ。

大枠は徳力メソッドで語られているので、ここではスルーして私的にいちばんのポイントと思ったところを紹介します。

企業ブログと言うとどうも情報発信という側面ばかりが注目されます。それは、まあ当たり前のことなのですが、既にブログスフィアという情報が流通する文化圏が形成されている今となっては問題はそれだけに留まりません。

企業ブログにおいては、情報の受けの窓口、つまりレセプターとして機能することが今求められているのです。この『ブログスフィア』には具体的なサンプルを含めてはっきりそのことが書いてあります。

ここでレセプターという言葉を使ったのにはわけがあります。

 リンク: 受容体 - Wikipedia.

レセプターがレセプターとして機能するのは、外部から受けた刺激にちゃんと反応することが求められます。企業ブログがレセプターとして機能しないと外部(ブログスフィア)の言葉をつかみ損ないます。結果、自社にとってマイナスな言説が本来持っている問題以上に流通してしまうことにも成りかねないのです。

情報を出す、同時に情報を受ける。つまり、マーケットで会話を成立させることをブログを通じて実現しよう!というのが、この『ブログスフィア』のメッセージです。

最後に私的にとても嬉しかったことがあります。この『ブログスフィア』の中でブログを使って成功したスモールビジネスのサンプルとして、日本の歯医者が取り上げられています。

この事例は私が見つけ、Six Apartで導入事例として記事となったことでアメリカにも伝わったとのことです。

 リンク: Six Apart - Blog on Business: 一伸歯科医院が、Movable Typeを使う理由.

読んでいていい本だなあと思った本に少しでも自分が貢献できたことを知って、とても嬉しいです。

以上!

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投稿:by 2006 07 28 07:00 PM [ONEDARI BOYS] | 固定リンク

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