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2006.08.23

時をかける少女を見て、群青の日々を読むことを止められなかった




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ネットで話題となっていることもあり「時をかける少女」を観てきました。

  • DVDは買う (劇場の音響イマイチだったので)
  • 絵はもう大満足 (つか貞本さんはやっぱりすごい、あと貞本は青!)

ということで、先日の週アスで心ときめいた人はぜひ行ってください。
ただし、あずまさんの絵で見たいなあと思ってしまったというのもホントです。

060822_201501

続編としても映画としても悪くありません。値段分はきっちり楽しませてくれます。前作との絡みもいいです。高く飛ばなくてはいけない理由もあったし!

ただなあ、なんとか90分にならなかったのかなあとも思います。他にもいろいろと消化不良気味のところはあります。

で、その理由は!

『群青の日々』という作品を何度も読んでいるからに他なりません。

春の微熱(に収録されています)

春の微熱

複数の男の子とひとりの女の子の関係。時かけが2対1であるのに対して群青の日々は3対1です。舞台はどちらも高校生です(時かけには性の問題がほとんど抜けているけど、それはまあ大した問題じゃない)。

また、清原さん自身は明らかにSFのカテゴリーに入るマンガをたくさん描いていますし、タイムリープものもいくつか描いています。でも、ここではその手法は取っていません。

時かけの主人公も群青の日々の主人公も最終的には前を向きます。そこは同じです。ただ肩入れしたくなるのはもう圧倒的に群青の日々です。

その違いは、一方はとりかえしのつく世界で、一方はとりかえしのつかない世界
であるということです。時かけのラストシーン、そこはとりかえしのついた世界であるように思えました。

主人公が行動的(現代的)であることと、ついたつかないは別の問題です。もちろん、時間が可逆であるかどうかも無関係。タイムリープものであっても、とりかえしのつかない世界を描くことは可能です。

実際、清原なつののタイムリープものはそのように描かれます。

複数の男の子とひとりの女の子のいる世界、とりかえしのつく世界、つかない世界どっちの世界がそこにいて欲しい世界でしょうか?(そういえば、あずまんがもとりかえしのつかない世界だ)

しかし、時かけがホントに複数の男の子とひとりの女の子であったのか?最終的な消化不良の原因はどうやらそこにありそうです(そもそもそういう原作だったらすいません)。

とはいうものの、冒頭に書いたようにきっとDVDを買って、もう1度見るでしょう。だから、このエントリーのことはあまり気にしないで、ぜひ見に行ってください。

いい映画です。あ、あと次の細田作品もきっと見ると思います。

キャラ者 1 (1)

うー、絵コンテほしー。

時をかける少女 絵コンテ 細田守

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投稿:by 2006 08 23 10:11 AM [時をかける少女] | 固定リンク

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