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2006.08.10

なぜ○と×ではダメなのか?diggとnewsing




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最初にnewsing(ニューシング)というサイトを見たときの違和感を今でも覚えている。違和感は以下のふたつである。

  • なんでnewsingなの?
  • なんで○と×なの?

リンク: マイネット・ジャパン、ニュースの共有や編集が可能な「newsing」を開設 - CNET Japan.

 newsingは、ユーザーが自分の意見を添えてピックアップしたニュース記事を公開できる機能や、公開された記事に対してユーザーが○×投票を行えるファシリテイト機能、国内ニュースサイト検索機能、携帯電話によるモバイル閲覧機能をそなえる。

要するにdigg型である、スラッシュドット型ではないし、ましてやmixi型でもない。

さて、違和感の話だ。名前にはついてはすぐに納得がいった。運営会社はマイネット・ジャパンという社名だ。そうか、そういう名前が好きなんだろうなあというこことだ。それでよし。

問題は○と×である。digg型というのがはっきりしている以上、この○と×はdiggのgoodとbadの翻訳か変換である。

以前にOpenPNEのインタビューに関して、自分でこんなことを言った。

リンク: OpenPNEにおけるパクリ問題点への私的見解。 :[mi]みたいもん!.

で、この500万人ではっきりしたことはSNSにおいてはユーザーインターフェイスがいちばん大事だということだ。つーことで、ユーザーインターフェイス勝負のSNSでユーザーインターフェイスをパクられたらたまらないということである。

diggの肝は言うまでもなく、このgoodとbadである。だからdigg型を運営する際にここをどう処理するかはすげえ大事なファクターとなる。

で、diggを支配しているのは、空気感であると思ってます。だから、このgoodとbadを無理矢理日本語にするとこんな感じになると思います。

 ■good
  いいね!・禿同・age

 ■bad
  えー!・これはひどい・sage

で、これらと○と×は個人的な感覚ではまったく相容れないわけです。○と×もdiggのgoodとbadも二元論的ということでは同じなのですが何かが決定的に違う。何が違うかと言えば、それはユーザー視点で見るとフラットであるか?ないか?ということになるわけです。

とは言え、実は○と×をWebサービスの主軸としているサイトは既にあります。コトノハです。ただコトノハの場合、○と×はすべてあるお題についての自分の意見である。しかも、そこで繰り広げられているのは極めてパーソナルなお題であることが多い。肉まんは○か×か?極めてパーソナルな部分の琴線に触れる類のものばかり。だから、気にならないというかどうでもいい問題だ。つまりは無視していい。○と×の内容の問題ではなく、なんだか知らないがいっぱいの人がわりとどうでもいいことにやたらに○と×つけることが娯楽して成り立つことを見せたことことの方がコトノハの場合大事である。

さて、普通に考えれば!自分の意見でもないものに対して、○×を付けるには資格が必要なのである。つまりは学校の先生だ。そして、テレビのワイドショーでは、毎日よくわからない文化人やマンガ家が事件に対して毎日○と×をつけている。あれはなんだ?

ただ、ワイドーショーの中にもひとつ好きなコーナーがある。山瀬まみの「お父さんのためのワイドーショー講座」。

あの数字を信用するかどうかはまた別の問題ですが、 あれは放映時間のランキングだから、○×じゃないわけです。

○と×についての違和感について話そうとしていたら、こんなところに出てしまった。おっと、びっくりだニャー。

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投稿:by 2006 08 10 05:09 AM [魂(ハート)] | 固定リンク

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