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2007.01.03
やっぱり、エントロピーからはじめないといけないらしい。
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正月はまさにくっちゃねくっちゃねしていたのですが、ちょっとは何かを考えるタイミングもあったりして、去年言い出して、カテゴリーまで作った『重力の虹』のことを思い返していた。
リンク: トマス・ピンチョン最初に読むならこの一冊、そしてログデータとぼくの関係:[mi]みたいもん! .
ということでいよいよ『重力の虹』を読まなくてはいけないらしい。マーケ本なんか読んでられるかっつーの。
とはいうものの、どうすべかなあと思いつつ、去年買っただけでなんにも読んでない本の山を眺めていたら、『冷蔵庫と宇宙』に目が止まった。
なんとなく読み始めて見ると、そりゃ読もうと思って買った本だから面白い。第1章「日常におけるエネルギーとエントロピー」をさくっと読んでいると「ああ!それだよ!それを読みたかったんだよ!」ということが書いてある(これだから本は買っておかないといけない)。
以下、引用。
以下の章では、三つのゴールを設定している。ひとつは、どのようにしてエネルギーとエントロピーの概念が発見されたかと示すこと。二つめは、それがどのよ うにさまざまな分野に適用されるかを説明すること。たとえば、放射理論の(「温室効果」を含めた)研究、化学(ダイヤモンドの合成)、生物学(どのように 筋肉が働くか)、地学(地球の年齢)、などである。三つめは、エネルギーとエントロピーの概念がどのようにして量子力学と相対性理論によって変形されて いったか、どのように膨張する宇宙に適当するかを示すことである。
『V.』はこれがわかってなくても、どうにか読むことができた。でも、『重力の虹』はどうもこれがわかってないとどうにもならないらしいということだけは、『重力の虹』を既に10回は挫折している私にはなんとなくわかっている。
熱力学第二法則とエントロピー、そしてそこから導き出されるもの。ちゃんと理解はできなくても、それが今の私たちの生活にどういう影響を与えているかを意識しないことにはどうも始まらない感じなのである。
で、まあそんなことは見過ごしてもいいのだけど、そういうわけにもやっぱりいかないのだろうなあということは、最近のブログを見ていても感じていることだったりもします。
リンク: finalventの日記 - ブログブームは去ったのだろうがエントリの質は.
社会問題がまさに問題である核の部分にはなにかどろっとしたものがあり、それは私たちの人生の不合理とか矛盾とかそうした生活実感のどろっとした対応を持っている。そこがうまく言葉で受け止められていない。
うまくは言えないのですが、去年読んでとてもおもしろかったサイモン・シンの『フェルマーの最終定理 』だって、こういうどろっとしたところに対応しているから、単なる数学の話を超えて面白かったわけで、そういうことを分かってないと読めない小説ってものがあってもいいじゃないですか!お客さん!
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投稿:by いしたにまさき 2007 01 03 11:21 PM [重力の虹を読むロギングされる僕ら] | 固定リンク
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