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2007.08.28

レノボ(lenovo)、ThinkPad大和研究所試験室ツアー




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きょうはThinkPadの開発・研究の一旦を垣間みるツアーということで、レノボの大和研究所に行ってきました。

とりあえず、写真は200枚ぐらい撮影しました。まずは、スライドショーをどうぞ。

Created with Admarket's flickrSLiDR.

ふふふ、もう写真だけでもおもしろそうなのがわかりますよね。

きょう、大和研究所に着くと、まずは概要や最新のThinkPadのプレゼンが行われました。

▼最新モデルT61のスケルトンモデル

そして、その後はなんと大和研究所の中を見せてもらうことになりました。

  • 頑丈なThinkPad
  • トラブルフリーなThinkPad
  • 落としても大抵平気さThinkPad
  • 宇宙でも無敵さThinkPad

といった伝説の発祥の地である「製品保証試験室」を見学することができたのです。

いやあ、おもしろかった。なにが面白いって、もう装置がいちいちおもしろい。同じ様なものって、筑波とか東大とか行けば見えるんでしょうか?見れないんんでしょうか?

「製品保証試験室」と言っても、いろいろあるわけで、レノボの大和研究所にはざっくり5つの部屋があります。

  • 環境試験室
  • 音響試験室
  • 電波暗室
  • 耐久試験室
  • 振動・衝撃試験室

そして、実際に以下のすべての部屋に入ることができました。一般の人にこういった試験室を開放することはそうそうないそうです。なんとも、ありがたい話です。

■環境試験室

要するにThinkPadは寒いところ、暑いところでも平気さ!ってことを試験する部屋。きょうは0℃に設定されていました。すげー寒かったです。

■音響試験室


ThinkPadのノイズを検査する部屋。いわゆる無音響室です(床だけ普通)。外部の影響を遮断するために宙に浮いているような構造になっているそうです。

■電波暗室




ThinkPadの電磁波を検査する部屋。いわゆる毒電波が出てないかどうかのテストですね。ここの基準をクリアすれば、全世界すべての国の基準をクリアしたことになるそうです。この試験室だけで3億かかっているらしいんですが、この設備を見てしまうと安く思えてしまいます。

■耐久試験室






ThinkPadはラップトップなので、その開閉とか、あとは人が踏んでも大丈夫!とかをテストする部屋です。テスト用のロボットがいかしました。

■振動・衝撃試験室

実はここが本日のメインイベントです。しかし、実はここは写真NGの部屋!
ということで、テストの様子を擬音で表現することにします。

・2軸衝撃テスト
→ThinkPadにを固定してXYZ軸に数100Gの衝撃
ドン!

・角落とし(クラッシャー)テスト
→お手製の実験器具でThinkPadの角を地面に向けてぶつけるテスト
ガツン!

・ハード衝撃テスト
→ThinkPadにを固定してZ軸に数100Gの衝撃
ドガーン!

・振動テスト
→ぎゅうぎゅうの鞄の中で車や自転車の振動に耐えられるか?
ブルブル、ブルルン

・HD落下テスト
→Active Protectionのかからないちょっとした高さのHD衝撃テスト
カ、カカン

・落下テスト
→まさに落下、絶対に自分のPCではやりたくない
ドシャーン!

・キーボード防水テスト
チョロチョロ

まあ、軽く文字にするだけでも、これだけの量になってしまうわけで、ここで日々テストが発売される全機種に対して行われているというのは、ちょっとびっくりする話です。ThinkPadはNASAでも使われており、宇宙シェア100%という耐久性もこうした日々のテストに裏打ちされているのだなあと素直に感心しました。

その後、現在のレノボの「ベスト・エンジニアードPCキャンペーン」についてもプレゼンがあり、きょうの全日程は都合3時間ぐらいで終了しました。

 Lenovo Best Engineered PC キャンペーンサイト
 Lenovo Best Engineered PC キャンペーン・ブログパーツ

プレゼンルームに飾られた数々のトロフィーがこれまでのThinkPadの歴史を物語っていました。

個人的にもThinkPadは3台のオーナーだったことがあり、そういえば確かに外部的なトラブルが出たことは一度もなかったことを思い出しました。

▼ThinkPad240(Windowsをはじめていじったマシンでした)

【おみやげ】
個人的には、ブロガー向け説明会におみやげは必須ではないと思ってます。なぜなら、おみやげが小ネタにはなっても、おみやげがあってもなくても、メインの体験がいいものであれば、充分エントリーは書けるからです。ただし、おみやげが現場の体験を補完するものであれば、それはいい相乗効果になります。

そういう意味では、今回のレノボ大和研究所ツアーのおみやげはとても意味のあるものでした。

・クリアファイル
・キャンペーンで実際に電車に貼ったシール
・USBメモリー

特にUSBメモリーの中には、以下のテキストと2枚の画像が入っていました。こういった情報は現場では確認しにくいものなので、とてもありがたいです。

▼フックが付いていて、とても使いやすいUSBメモリー

▼マイクロサイト_ブログパーツ.txt

<<Lenovo Best Engineered PC キャンペーン>>
■マイクロサイト■
 こちらからご覧いただけます。
 http://www.insidelenovo.com/jp/
■ブログパーツ■
 こちらからソースコードをコピーし、あなたのブログの記事や、サイトのソースに貼り付けてください。
 http://www-06.ibm.com/jp/pc/ld/bestengineerdpc/wallpaperblog.shtml

▼大和事業所.gif

▼大和事業所空中.jpg

で、最後に追加で手渡しされたのが「え?ThinkPadくれるの?」と思わせてくれるかのようなおみやげでした。

だはは!ノートですよ!しかもThinkPadとほぼ同寸法です。

これは、いいですね。何がいいって「そのノートどうしたんですか?」と相手が気にしたら、自然にツアーの話をすることができます。同じ型式のThinkPadを持っていれば、さらにその効果は2倍2倍です。

とか思っていたら、ツアーの同行者が同じ型式のThinkPadを持っていました。

ほら、やっぱり面白い。

開いても面白い。

ということで、単なるブロガーイベントを超えていろいろと考えさせられるイベントでした。やっぱり、手持ちの武器は出し惜しみしちゃあいけないんですね。とても、勉強になりました。

そして、レノボの大和研究所のみなさん1日大変ありがとうございました。こういうイベント、他のPCメーカーでもやってくれるといいなあ。

【関連リンク:今回同行したブロガーの皆さん】

 リンク: lenovo ThinkPad の大和研究所で社会科見学 [dh memoranda].
 リンク: 人が踏んでも壊れないThinkPad : Gizmodo Japan(ギズモード・ジャパン).
 リンク: レノボThinkPadは最高のPCを目指して日夜拷問に耐えている ([の] のまのしわざ).

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投稿:by 2007 08 28 01:27 AM [ネットマーケティング] | 固定リンク

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