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2007.10.03
屏風と保存を巡る物語(サントリー美術館『BIOMBO / 屏風 日本の美』)
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ここのところ、定例になっているサントリー美術館。今開催しているのは、『BIOMBO / 屏風 日本の美』です。
リンク: BIOMBO / 屏風 日本の美.
実は、Webを見たときはあんまり期待してなかったんですよね。そもそも屏風絵って、建物に入っている状態こそが美しいわけで、美術館よりは建物といっしょに見たいというのが本音。
でも、それはもう叶わないことである場合がほとんどで、じゃあ残されたものをどう愛でるか?、つまり保存と修復ですね、というのが課題となったりするわけです。
その意味で、今回の『BIOMBO / 屏風 日本の美』はほぼ満点だったのではないかと思います。
展示は大きく以下のコーナーに分かれています。なかでも、特筆すべきは2つのコーナー。
- 屏風の成立と展開
- 儀礼の屏風
- BIOMBOの時代 屏風にみる南蛮交流
- 近世屏風の百花繚乱
- 異国に贈られた屏風
- 海を越えた襖絵と屏風絵
【異国に贈られた屏風】
保存状態がすばらしく良かった。なんだこれ?!というレベル。まるで新品でした。ヨーロッパ恐るべし。日本の保存技術というか、心意気はホント最近のもので、まだまだ歴史が浅いなあと痛感しました。
【海を越えた襖絵と屏風絵】
今は複数の美術館に散逸してしまっている襖絵を、そのうちの何枚をサントリー美術館が収蔵していることもあり、可能な限りかき集めて一気に展示していました。
襖絵も全部残っているわけではないし、昔のことなので、実は実際絵の並びからすると、めちゃくちゃになっている部分もあるのですが、散逸してからは初めて一カ所に揃ったんだそうです。
これは圧巻。それと同時に無常感も漂いまくるわけですが、それを含めての歴史ですからね。
ということで!
『BIOMBO / 屏風 日本の美』は、10月21日まで開催しています。この2つを見るだけでも、充分に価値のある展覧会だと思います。東京ミッドタウンで水曜日〜土曜日であれば、20時までやってますので、ぜひぜひ。
【サントリー美術館の関連エントリー】
- リンク: 都市型美術館としてのサントリー美術館.
- リンク: 屏風と保存を巡る物語(サントリー美術館『BIOMBO / 屏風 日本の美』).
- リンク: 集めるということの価値(サントリー美術館「鳥獣戯画がやってきた!」).
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投稿:by いしたにまさき 2007 10 03 08:44 AM [サントリー美術館] | 固定リンク
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