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2007.10.04
エマで森薫はどこまで行こうとしているのか?
エマの9巻を買いました。いやあ、こりゃあ、とんでもないわあ。
どの辺がとんでもないかというと、9巻の中に、「エーリヒとテオ」という、要するにリスが一晩いなくなったというだけの話があります。
約40ページほどの短編なんですが、その実に半分のページが、リス(と森)の描写だけで、まったくセリフがない。でも、すげえ面白い。作者が何を描きたかったかが、明確にびしびし伝わってくる。
既に外伝に入っており、あと1巻で終わる「エマ」ですが、正直作者が飽きるまで、このまま外伝を書き続けて欲しい。だって、外伝に入ってからのおもしろさと絵のうまさの加速ぶりは尋常じゃないからだ。
もちろん、それはそれだけ「エマ」の本編で作り上げた世界が、ここまで遊び込めるだけの世界となっているからこそできることなのではあるのですが、ここまでの完成度を見せつけられると、正直なところ本編も外伝もくそもありません。
最近でいうと、攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEXの1stGIGである『笑い男』なんかが、この「本編も外伝もくそもない」の典型です。
▼攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX The Laughing Man
たしかに本編である『笑い男』は面白い。でも、その舞台である周辺の描写あってこその本編なわけです。で、うっかりちゃんと作ると「本編も外伝もくそもない」ほど面白くなってしまうわけです。
そういえば『涼宮ハルヒの憂鬱』だってそうだ。特にアニメに関しては、本編である『涼宮ハルヒの憂鬱』を順番ばらばらに配置して、外伝的なサブストーリー周囲に配置して、世界観を強固なものにする。
リンク: 涼宮ハルヒが起こしたYouTubeの憂鬱、ネットマーケティングの大成功例。.
3.『涼宮ハルヒの憂鬱』の話は原作の順番通りになっていない
そして、うっかり作り込んでしまって、「本編も外伝もくそもない」ほど面白くなってしまうと。
これ、このままやってくと終わりがなさそうなので、この辺でやめますが、攻殻S.A.C.にしても涼宮ハルヒにしても、それなりのボリュームがあるわけで、ぜひエマにもその領域にまで踏み込んで欲しいなあというのは、ファンのわがままでしょうか?
だって、たかが10巻ですよ。ああ、この9巻を読んでしまうと、まだまだいける気がしてなりません。
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投稿:by いしたにまさき 2007 10 04 02:40 AM [アニメ・コミック] | 固定リンク
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『エマ』ついに堂々の完結。なんかメイドだし、アニメ化もされているし、なんかその手 続きを読む
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