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2007.10.30
佐野元春ブロガーミーティングで私が質問したこと
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きょう、佐野元春さんとブロガーが同じテーブルで話しをするという「佐野元春ブロガーミーティング」が開催され、そこに参加してきました。
佐野さんとのレーベルとの関わり、格闘。そして、CCCD。さらに、ネット以降の動きなどについて、それそれは実に丁寧に時間をかけて、話はされていきました(IIJで12人目のお客だったなんて話は面白かったです)。
リンク: 佐野元春ブロガーミーティング|カレン次世代ビジネスリサーチ室ブログ 執筆:四家正紀.
正直、あまりにも率直な、率直過ぎるくらい率直な佐野さんの言葉に、むしろ僕のほうがひやひやしました。
けっこう詳細にメモを取ったので、ここでそれを公開してもいいのですが、それは今回については控えようと思います。
それは、佐野さんが第一声を発したときに思ったことですが、佐野さんの言葉というのは、佐野さんの声で発せられるからこそ価値があるのです。それを実に痛感しました。
その上で、われわれブロガーといろいろと話をする時間もあったので、私は2つの質問をしました。
それは以下の2つです。
- きょうの話を聞いて、10代の頃、曲とアーティストの言葉をセットで音楽を聴いていたを思い出しました。その上で、ラジオがもっていたメディアの力というものがあり、それが今弱まっている中で何ができるのか?
- ぼくらだけがこの話を聞いていていいのだろうか?
以下、箇条書きになりますが、佐野さんからの回答をメモっておきます。可能な限り、佐野さんの言葉をそのまま再現したつもりです。
- 確かにラジオは音楽とぼくらの言葉をいっしょに流せるいいメディアだった。
- かつてのラジオメディアとネットは非常に近いものがある、それは親密感。
- ラジオを大好きだけど、今のラジオは堕落している、愛しているが故に言ってしまうけどね。
- 良い音楽があれば、それを良い音楽だと評価して伝えないとぼくたちの音楽は機能しない。昔はそれがラジオで機能していて、とても自然なかたちで成り立っていた。
- 10年くらい前からかな、オンエアは金で買われるようになってしまった。
- となるとラジオを再生させるか、ネットにコミットしていくしかないのは自然なことだよね。
- 米国では、ドネーションによって成り立つネットラジオも出て来ていて、それには注目したい。
ブログをやっていてよかったなと思える夜でした、しかし、繰り返しになりますが、こういった経験をきょう招かれたブロガーの体験だけで終わらせていいとは思えません。今後の佐野さんの動きに注目したいと思います。
【追記】
ネタフルのコグレさんがすばらしい中継レポートをまとめています。合わせて読んでもらうと、現場感が伝わると思います。
リンク: [N] 「佐野元春ブロガーミーティング」レポート.
そして「佐野元春からみなさんへ」ということで、佐野元春氏が設立したレーベル「DaisyMusic」に関する話が始まりました。
以下、佐野元春氏の話の概要をまとめたものです。
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投稿:by いしたにまさき 2007 10 30 01:13 AM [音楽] | 固定リンク
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受信: Oct 31, 2007, 10:57:28 PM
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すでに参加した人が様々、書かれているように、自らの音楽活動の軌跡を語りつつ、その時どう感じたのか、何を思い、なぜそういう行動をとったのか、その時のことを思い出しながら、真摯に語ろうする姿はとてもしなやかで、かっこよかった。
...音楽が産業化してしまったことによって壊された諸々を復権するために、自らレーベルを作り、仲間と緩く連帯し、それを活性化させるための手段としてネットの可能性にかけている...。
...リーダーであるジェリー・ガルシアが1995年になくなるまでの30年、グレートフルデッド... 続きを読む
受信: Nov 2, 2007, 9:52:15 AM
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受信: Feb 7, 2008, 1:12:21 PM
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