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2007.11.26
Webサービスは理解するのも高度になってきたもんだ
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ネットが始まったばかりの頃、こんなことをどこかで聞いた(出典不明)。
現実の世界では、ひとつの場所を複数の人間が占有(occupy)することはできない。しかし、ネットではそうではない。これはすごいことである。
Web1.0の頃というのは、どうもこの占有という問題を点で考えていた。しかし、Web2.0の世界に慣れてくると、ネットを点で考えることにはほとんど意味がないことに気づく。
で、点で考えることから抜け出す要素のひとつが「時間」だ。
リンク: Second Lifeが閑散としてニコニコ動画が人気なワケ--カギはユーザー間の同期性:ニュース - CNET Japan.
その同期、非同期という考え方に当てはめるとSecond Lifeはあくまで同期をもったサービスであるが、Twitterやニコニコ動画は単純に同期、非同期という時間の考え方に当てはまらない、新しい時間性を持っているというのだ。
ニコニコにおいて、非同期を強く感じるは時報のタイミングですね。そこまで、ニコニコ上の時間しか感じていなかったところに、ずばっと現実の時間が入ってくる。あの大事な大人の時間が浪費されている感じがたまりません。
twitterの場合は、同期に無駄に重きが置かれると「チャットに成り下がる」ことになってしまいます。
もう一度、私が出してみた命題に戻ってみます。
現実の世界では、ひとつの場所を複数の人間が占有(occupy)することはできない。しかし、ネットではそうではない。これはすごいことである。
これもつまりは、こういうことだったのです。
リンク: Second Lifeが閑散としてニコニコ動画が人気なワケ--カギはユーザー間の同期性:ニュース - CNET Japan.
Twitterの選択同期、ニコニコ動画の疑似同期という考え方を挙げた上で、濱野氏は「客観には非同期であるが、ユーザーの観点では同期している」と両サービスの共通点を説明した。
占有というのも、あくまでもユーザー観点でしかなくて、実際に占有しているわけではないということですね。
となると、ここでもう一度考えなくてはいけません。時間を特別扱いしちゃいけないんですね。
ちょっとめんどくさくなってきましたが進めます。
- 投稿する人
- 投稿する場所
- 投稿された時間
- 投稿する内容
- 投稿されたものへのリンク
上記のようなものがまずあり。
- 閲覧する人
- 閲覧する場所
- 閲覧された時間
- 閲覧する内容
- 閲覧されたものへのリンク
上記がそれに続くわけです。
で、さらにめんどくさいのですが、これらすべてを等価なものとして扱うことが大事で、それを必要な状況に合わせて再解釈する必要があるわけです。
で、だんだん何を言いたいのかがわからなくなってきましたけど、そういった目線でWebサービスを見なくてはいけないという状況になってきたということは、そりゃすげえことだなあと思った次第です。
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投稿:by いしたにまさき 2007 11 26 11:01 AM [Webサービス] | 固定リンク
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1年以上前に、Web2.0を理解するために、以下のようなエントリーを書きました。 続きを読む
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