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2007.12.03

GR DIGITAL 2、絶賛絶賛大絶賛!




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もうね!GR DIGITAL 2の評価の結論先に言っちゃう!リコーにこんなデジカメ作られてしまったことをいわゆるカメラメーカーの人たちは恥じた方がいい。

それほどまでの出来映え。すごい、すごすぎるよ、GR digital 2(以下、GRD2)。

Grd2

 リンク: 製品情報 / GR DIGITAL II | Ricoh Japan.

さて、あとはもうあんまり言うこともないんだけど、長くなりますよ。なにせひさびさの満点コンデジですからね。

コンパクトデジタルカメラにおいて、実はいちばん大事なことは持ったときの感じだと思っています。

  • 持って気持ちいい
  • グリップがいい
  • 重さのバランスがいい

この3つ。最近のコンデジは背面液晶を大きく取らなくていけないことと本体を小さくしたいことのアンビバレンツに悩まされて、ここをクリアしていないものが多いです。

店舗でGRD2を手にした瞬間に「あ!これは買ってしまう!」と思ったのは、上記の3つをクリアしていたからです。そんなもの持った瞬間にわかりますからね。

でで、実は先代GRがいいカメラだとわかっていたのに買えなかった理由はここにあったんですね。

GRD2が出てみると、じゃあ先代GRのどこに個人的にどこに物足りなさがあったのかがよくわかります。


(手前がGR、奥がGRD2)

ほんのわずかですが、ADJ.のとなりの部分、ラバーの位置が変更されているのがわかります。

でも、ここは右手の親指がかかるところです。ここにラバーがあるとないでは大違い。右手の親指というのは、グリップの際に大きな影響が出ますからね。

しかも、このラバーは先代GRから実によくできていて、これがあるとないではグリップと持った時の気持ち良さに大きな違いが出てしまうのです。

そして、驚いたことにGRとGRD2には外見上の差異がほとんどありません。リコーは、この形状に自信があるのですね。


(しかも、GR DIGITAL 2って表記ないし!)


(厚みもほとんど同じ)

もう1つ、今回GRD2を購入するのに決定的になったものがあります。それはアスペクト比(画像縦横比)1:1モードの追加です。

GX100のユーザーが楽しそうに1:1モードで撮影しているのを、指をくわえてみていたのです!きぃー!くやしいかったあ!

RICOH Caplio (キャプリオ) GX100 VF KIT
RICOH Caplio (キャプリオ) GX100 VF KIT

ということで、ほとんど1:1モードでしか撮影してません。

ということで、とりあえずサンプル。


(小鳥むしゃむしゃ)

買って、ふた開けて30分もしないうちに撮った1枚です。個人的には、とても満足してます。

(これも洋服の柄がとてもシャープに出ています)

また、GRD2をとても気に入っているところは、黒がとてもきれいに撮れるというところです。


(量販店での試し撮り)

手前のGRD2、その隣のGRD2、そしてそのその隣のGRD2。光の加減で、ちゃんと違う黒になっています。しかも、ここ量販店の蛍光灯の下ですよ!これはすごい。

また、リコーのカメラが伝統的に強いマクロの良さも健在です。


(自宅でiMacのキーボードを接写、もちろん蛍光灯)

キーボードについている埃まで写ってしまっています。

先代GRのユーザーにも、GRD2の写真を見てもらって、後継機としての内容を確認してもらいましたけど、こんなコメントをもらいました。

  • おぉ。ノイズも減ってるかな。
  • いい後継機ですね。
  • 他の後継機とかってまったく別物だけど、しっかり悪い点を改善してきてる。
  • 熟成って言葉はよく当てはまってる。

いやあ、ホント練り上げられた後継機です。コンデジでこんなの見たことない、ちょっと感激してます。

さて!

では、なぜリコーはここまで充実した後継機を出すことができたのでしょうか?

それには、2つの理由が考えられます。

【重ねられたファームアップ】

 リンク: 製品情報 / ソフトウェアダウンロード GR DIGITAL用ファームウェア.

GR DIGITALは2年もの間、発売され続けた最近のコンデジではユニークな商品です。そして、その間に都合10回ものファームアップを行っています。しかも、これはただの不具合調整という内容のものではなく、きっちり機能を追加してくる類いのファームアップだったのです。

しかも、最新のファームアップにはGRD2で搭載された機能や、これから発売されるオプションのテレコンバージョンレンズへの対応まで網羅されているのです。しかも、これが公開されたGRD2の発売日である11月22日っていうんだから実に憎い!

RICOH テレコンバージョンレンズ GT-1
RICOH テレコンバージョンレンズ GT-1

先代GRのユーザーに対しても「後継機出たんだから、それ買え」みたいな態度取らないわけです。

【ユーザーからの声が届くGRブログ】

3

 リンク: リコー公式ブログ GR BLOG | Ricoh Japan.

『クチコミの技術』でも紹介させてもらった様に、GR BLOGはユーザ参加型の偉業ブログとしては、おそらく最も成功しているブログのひとつです。

クチコミの技術 広告に頼らない共感型マーケティング
クチコミの技術 広告に頼らない共感型マーケティング

ここでは、定期的にユーザー参加型の写真コンテストが開催されています。しかも、その参加者の数も多いし、レベルも高い。

つまり、リコーにはGRという自分たちのカメラのユーザーがはっきり見えているですね。そりゃ迷うことなく、開発できるわけです。企画できるわけです。

そういえば、私が量販店でGRD2を物色しているときに、かなりの高齢の方がGRD2について、あれこれと質問していました。

店員さんは最初いつもの高齢者を相手するみたいに対応していましたが、すぐに態度を変えていました。このじいさん、どうもGRユーザーでうずうずして買いにきていたみたいなんですね。質問内容がいちいちわかってました、ユーザーでないとできない質問連発してました。

長いですね。でも、まだ続けます。今回のGRD2、ファームアップでは対応できない部分、つまりハードウェア部分で大きく改良されています。

レンズ、CCD、画像エンジンはもちろんそうですが、これぞ後継機と思える機能が追加されています。

それが電子水準器の搭載です。つまり、画面の中に水準器が登場して、撮影する画面を見ながら、水平をちゃんと取ることができるんですね。

コンデジはただでさえ、その小ささ故に水平が取りにくい部分があります。しかも、画面だけでなく、音で水平を知らせることもできます。画面見えてなくても大丈夫なわけです。

この水準器の効果は例えばこういった奥行きがある人工的な場所での写真で発揮されます。

そして、実際に撮影してみると、1:1モードで画面が正方形になる場合は、余計に水平取った方が画面がよくなることがわかります。

GRにはホットシューがちゃんとついていますから、そこに水準器をつけることができないわけではありません。でも、機動性悪いです。もちろん、撮影中はほとんど確認できません。

水準器のついているGRD2に慣れてくると、全デジカメにつけておいて欲しい気すらしています。今回のGRD2の実は最大のキラーだと思います。

そろそろ終わりにします。

GRD2、なにげにRAWの保存も2枚連続ぐらいであれば、ロスありません。3枚目も早めのSDを積んでおけば、2秒程度の待ち時間で済みます。先代GRはRAWについては、お世辞にも実用ではなかったことを考えると、これも大きな進歩です。

あー、まだオートブラケットも試してないやー。まだまだ、試すこといっぱいあるなあ。

そうそう、今購入すると、特性クロスがついてくるようです(店頭のみかもしれないけど。)。

買うなら今だ!

ホント、見事に熟成されていますGRD2。実売は8万〜7万ぐらいだと思いますが、まさに買って損のない1台。

10倍ズームがないと嫌だ!とか手振れ補正がないと嫌だ!という前に、写真について考えさせられるコンパクトデジタルカメラなんて、そうないんですから、少し思いとどまってGRD2の購入検討してみてはどうでしょう?

今年いちばん満足度の高い買い物をすることができたとわたしは思っています。これはいいものだ!

絶賛、絶賛、大絶賛!

【GR DIGITAL 2関連のエントリー】
 リンク: GR DIGITAL 2のキラー、電子水準器について.
 リンク: GR DIGITAL 2の白黒(TE)機能が面白い.
 リンク: GRの12月のトラックバック企画に応募.
 リンク: GR DIGITAL 2の画像設定は普通のままでいい.
 リンク: GR DIGITAL 2、はじめてのファームウェア更新.

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投稿:by 2007 12 03 01:07 PM [一眼,デジカメ(デジタル一眼レフ)GR DIGITAL] | 固定リンク

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