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2008.01.09
『CLOTHROAD』とSTARWARSというテンプレ
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こんな一文にくらっとやられて、立ち寄った本屋で『CLOTHROAD』というマンガを5巻全部一気に購入。
コンピューターと洋服が一体化したとき、世界はデザイナーとモデルが支配する。
要するに一気買いは大正解だった。こりゃあ、面白い。

そんでもって、まずはすぐに思ったことを書いちゃう。この物語はSTARWARSを下敷きにしていますね。
- 生き別れの兄弟(男と女)がいる
- 女の方が野蛮
- 敵となる父がいる
- 母がいる
- ロボがいる
- 訳ありのすぐ死ぬマスターがいる
- すげえマスターがいる
- 修練すべき技がある
ざっとこんな感じ。中でもやはり父との対面がまさにSTARWARSのそれ。
最初のうちはバトル(一騎打ち)が中心なのですが、それを通じて何も知らない兄弟が1枚の布をきっかけにして、世界とそのあり方を理解して行きます。
何も知らないものを主人公にする利点がうまく働いて、読んでいる私たちも世界を理解して行くことができます。この辺きれいにうまい。
で!
物語は3巻から急展開していきます。つまり、理解した世界のあり方に一気に何も知らなかった兄弟は直面することになるのです。
物語は「では理解した世界とどうかかわっていくのか?」という所まで進んでいます。
と、ここまで書いたところで、一応STARWARSに戻っておきます。
STARWARSのいいところでもあり、悪いところでもあるのですが、基本的には善悪という立場の違いを中心に物語は進みます。しかし『CLOTHROAD』では、それぞれの世界のかかわり合い方の違いを中心に物語が進んでいます。そして布。
でも、それ以外にはSTARWARSと大きな違いはないんですね。ということで、STARWARSという世界構築のやり方のテンプレートとしての確かさを再度確認することになった次第です。
つーことで『CLOTHROAD』の続き早く読みてー。
▼CLOTH ROAD 1 (1) (ヤングジャンプコミックス)
▼CLOTH ROAD 2 (2) (ヤングジャンプコミックス)
▼CLOTH ROAD 5 (5) (ヤングジャンプコミックス)
▼スター・ウォーズ コンプリート・セット (Amazon.co.jp仕様)
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投稿:by いしたにまさき 2008 01 09 01:10 AM [アニメ・コミック] | 固定リンク
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