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2008.02.07
「手のなかの山手線」における本物のクリエイティブ
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要するに、表現がすべてなんだよ、と師匠が教えてくれたのは、いつの頃なのか忘れていまいましたが、これこそ表現のクリエイティブだよなあとひとしきり感心してしまったのが「手のなかの山手線」です。
リンク: @nifty:デイリーポータルZ:手のなかの山手線.
始発からぽつぽつと電車が走り始めて、朝8時〜9時ごろのラッシュひどいのがよく分かる。ほとんどぜんぶの駅が電車でうまってたりする。
ここには、朝5時のスクリーンショットを転載していますが、リンク先でぜひ記述されているように、朝8時〜9時の時間帯の様子を確認してみてください。
山手線すごい。いや、違う。こんな風に表現する人がすごいのです。
この「手のなかの山手線」のクリエイティブというのは、もちろん視覚化したところにあるわけですが、その中でも「時間を180倍に早送り」すれば、Webで1日分の時間をなんとか見れることを発見したことにあると思います。クリエイティブって、こういう発見なんだと思います。
Web2.0の世界においても、「視覚化」というのは、とても重要なキーワードですが、この「時間を180倍に早送り」と同レベルのクリエイティブというのは、それほどお目にかかりません。
例えば、はてなブックマークはもちろんWeb2.0サービスなわけですが、はてなブックマークにおけるクリエイティブというのは、ユーザーのブックマークを集めるシステムでも、それを数値化することでもなく、あるしきい値を超えた数を「赤く」表示したことにあると思います。はてブの数なんて、赤くなるからこそ気になって仕方がなくなるわけですからね。
今後、自分がサービス設計をすることがあるのかどうかはわかりませんが、こういうクリエイティブさというのは、忘れないようにしておきたいものです。
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投稿:by いしたにまさき 2008 02 07 10:53 AM [魂(ハート)] | 固定リンク
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