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2008.02.05

島田雅彦がケータイ小説を連載開始




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もう既に連載が始まっていますが、島田雅彦がケータイ小説の連載に挑戦しています。

asahi.comにいろいろと記事が出ているので、時系列に追いかけてみます。

 リンク: asahi.com:島田雅彦さん、新連載小説「徒然王子」への思い語る - 文化一般 - 文化・芸能.

 純文学もファンタジーもミステリーも同じなのだという。「ジャンルに関係なく、フィクションの自由を最大限使い、子どもも老人も血湧(わ)き肉躍る小説を書く。これはケータイ小説に対する新聞小説の逆襲だ」

 リンク: asahi.com:島田雅彦さん「読むに堪えない」 ケータイ小説に挑戦  - ひと・流行・話題 - BOOK.

「とても古い伝統的なジャンルとしての新聞小説は、ケータイ小説の対極にあるといってもいい。実際に両方読んでいる人は少ないんじゃないか。ケータイ小説を新聞小説にすることができないのなら、新聞小説をケータイ小説にすることはたやすいと考えた。新聞小説のルールで書いた原稿を、携帯という土俵に出してみたらどうなるのか。それが知りたい。ボコボコにされて、排除されてしまうかもしれないし、あるいはいままでケータイ小説を読まなかった読者の開拓につながるかもしれない」

 リンク: asahi.com:島田雅彦的ケータイ小説論 「暴れるしかない」 - ひと・流行・話題 - BOOK.

「メディアとして、ここまで成功したものは、この60年ない。携帯で小説を読むことはある意味、自然なことだ」「アクセス件数は天文学的な数字」

なるほど、聡明な島田雅彦らしいコメントです。で、抜群に面白かったのは、インタビューの方。

動画によるインタビューです。

6

 リンク: asahi.com:動画 ケータイ小説・徒然王子スタート.

以下、気になったコメントをピックアップ

  • 読者のマーケティングをして、取材した産物
  • 「わたし、妊娠しませんしね」
  • ケータイ小説に「顔出し」をしておかないといけないかな
  • 読みがいのあるものを出すことで新しい読者を獲得できないかなと

とりあえず「妊娠しませんしね」発言には、笑いました。こういう時の半ばやけくそ気味の時の島田雅彦は面白いはず。文学的な試みとしては、古くは『朝のガスパール』があるわけで、その辺との比較も誰かやってくれないかな。

もっとも、連載されているサイトを考えると島田雅彦のケータイ小説は、相当分が悪い。なぜなら、ケータイ小説というのは、作者が書く中身で受けているわけではないからです。

リンク: ケータイ小説。 - 胃痛!イトマサのいわゆるチラシの裏.

作者と読者の関係性、 魔法のiらんど自体のシステムとコミュニティの力。

しかも、有料会員か、会員登録した会員向けでのWeb配信という不利さがあるわけです。

 リンク: asahi.com:島田雅彦さん、新連載小説「徒然王子」への思い語る - 文化一般 - 文化・芸能.

携帯サイト「朝日・日刊スポーツ」(月額105円)でも配信、朝日新聞社の無料会員サービス「アスパラクラブ」のホームページでも新聞購読者会員向けに掲載します。

 リンク: 連載小説「徒然王子」.

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それにしても、『自由死刑』のテレビドラマ化といい、なにか色々と思うところが島田雅彦にもあるのかもしれないですね。

とりあえず、アスパラクラブに登録して、様子をみていくつもりです。

自由死刑 (集英社文庫)
自由死刑 (集英社文庫)

 

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投稿:by 2008 02 05 02:12 PM [書籍・雑誌] | 固定リンク

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