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2008.04.23
TypeTraceで時間と思考の葛藤を楽しむ
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先週、敬愛するNobiさんの(なんと初の)著書4冊合同の出版記念パーティが開催されました。
『アップルとグーグル』は、このNobiさんのパーティの参加費用に先行予約として含まれていた本でした。

Nobiさんのパーティらしく、国内外を問わずのゲストメッセージあり、何よりも当日会場にいたゲストのみなさんの多種多様なこと。
リンク: nobilog2: 世の中に貢献したい(これからはもう少し冷静に).
これは未来派図画工作のZugaさんやTypeTraceをつくるdividualなんかにしても同じで、今後はもう少し静かに、そして『粋』に応援する技を身につけたい。
Nobiさんは、自身のブログでこのパーティの編集後記のようなエントリーで、こんなことを言ってますが、充分です。
私はエントランスにあったTypeTraceのデモに夢中でした。
TypeTraceは、Mac用のアプリケーションです。
リンク: dividual - get - TypeTrace.
TypeTraceは、ちょっと変わったアプリケーションです。普通、アプリケーションというのは、なにかの制作物を作るために利用されます。
TypeTraceは、エディターなので、もちろんテキストを作成するのですが、TypeTraceの肝心要なところは、テキストを作成することではありません。そのテキストが作られて行く過程をタイピング軌跡と時間で丸ごと記録ところにあります。
そして、記録されたテキストが再生されるときには、タイピングの軌跡と時間をレンダリングして再生します。
その際、時間のかかったタイプの文字は大きく、そうでもないタイプの文字はそれなりに表示されます。
これはつまり、タイピング軌跡を時間とともに記録することで、思考の葛藤を可視化することになるわけです。
そして、Nobiさんのパーティでは、そのTypeTraceのデータを画面だけでなく、さらにキーボードで再生して可視化するデモが設置されていました。
▼TypeTraceのキーボードデモ
いやあ、これすごいでしょ。とりあえず、わけわかんなくてもすごいでしょ。もう一発で釘付け。
TypeTraceのアプリはCCで配布されているので、Macユーザーのみなさんはぜひダウンロードして試してみてください。
さらに興味をもった方は以下でどうぞ。
リンク: FrontPage - Divvy/Dual.
このTypeTraceのデモを見ていると、葛藤こそわれわれのエンジンなんだと強い再認識する次第です。
いやあ、いいもの見せてもらった。Nobiさんありがとうございました。
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投稿:by いしたにまさき 2008 04 23 11:52 AM [文化・芸術] | 固定リンク
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