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2008.05.02

Aperture2セミナーとiPodに関するOne more thing




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アップルからAperture2のセミナーというかデモのご案内があり、先日アップルまで行ってきました。

先日、Start Mac体験モニターの有志の皆様で今年の始めに結成された「Start Mac Photo Club」のメンバー様から、アップルの画像管理・処理ソフトウェアである「Aperture 2(アパチャー・ツー)」のデモを実施して欲しいとのご依頼がありました。

「Aperture 2」は2月に発売開始されたソフトウェアで、写真の取り込みから画像処理までのプロセスをとても簡単に、しかもプロクォリティで仕上げることのできるツールです。多くの写真を撮影する機会の多いブロガーの皆様にとっても、ご興味のあるテーマであると思います。

こんなご案内ですからね。ふたつ「返事で行きます!」です。結論を先に言ってしまいますが、今回は参加して大正解でした。

というのも、Apertureは今アップルがリリースしているソフトの中でもかなり難易度が高く、その分使いこなせば満足度も高いソフトです。で、今回はその使いこなし部分で、とてもためにある話をいっぱい聞くことができました。

Aperture 2
Aperture 2

使いこなしについては、内容はかなり多岐に渡りますし、細かい内容が多いです。以下に記載しますが、Apertureユーザーでないと意味がわからない部分もあるかもしれません。

なので、Apertureユーザー出ない方はざざっとスクロールしてもらって、このエントリーの最後の方に書いてあるiPodに関するOne more thingだけ見てもらってもいいかもしれません。

【Aperture2デモ】

-Apertureとは?
RAW現像で最初から最後まで面倒を見るはじめてのソフト、Lightroom以外には同等のソフトはない。しかもさらにスピードアップ!

-iPhotoユーザーには写真を趣味としている人が多い
ということで、使いやすさも追求


(この上下2枚の写真の使い方うまいなあ)

▼Demoへ
-インターフェイスは好きなように作り替えることができる
画像DBのようにも見る事ができる

-取り込みもよくなった
Apertureのライブラリーで管理していた,バックアップもワンクリックで可能
ファイルの移動なども前のVersionからサポートしている
プロジェクト、スマートアルバム、ブック、ライトテーブル(編集テーブル)

-画面が狭いマシンの場合
フルスクリーンで画面を調整した方が使いやすい
HUD、Head Up Display(*ショートカットH)

-使いやすさ
プロもアマも共有、それはスピード
デジタルは枚数が増える、それを見て行くのにどうするのか?

クィックプレビューモード(*ショートカットP),RAWにもJPGと同時保存しなくても実は小さいJPGは生成されている(カメラでのプレビューなどで使われる)、
そのデータを使っているのでブラウズが速い

検索(*ショートカットF)、調整の検索も可能(モノクロミキサーを使ったものなど、セピア調は含まないなど、露出調整してないものを選ぶなど)

リフト&スタンプ(*ショートカットO,ショートカット他にもあり)、RAWの調整はカスタム設定されている、CMOSなどの調整に最適化している

カラーチャートでホワイトバランスを調整して、そのバランスをスタンプするなど
連射などでゴミの除去もリフト&スタンプで適用可能

-写真の調整
プレビューモードのときは調整できない
ApertureのRAWのデコードエンジンが3つある(1.0,1.1,2.0、古いApertureからのデータは古いデコードのまま、調整の最新機能を使うためには2.0で再デコードの必要あり)
でも、基本的には最新版が細かいところの解析には優れている

DNG(Adobeが配布)にも対応,DP-1はDNGでも対応できない
RAWでもJPGなみのスピード

ハイライトの調整、露出を下げる、白とびはなくなったけど暗い、露出を少し下げて白とびの復旧だけをいじる

色事の調整機能、空を青くしたい、青だけを調整したい、彩度を上げて輝度を下げるなど

彩度だけをあげてしまうと破綻してしまう、バイブランス(全体的に調整)を使うと破綻しやすい色はほとんどいじらないというオプション、緑や空の彩度だけが上がって肌はそのままということが可能になる、シャツの襞も再現

自分の記憶に近い写真を再現するために、RAWに存在しているデータは可能な限りひっぱりだそうというのがApertureだ!

-レタッチ
みっともないとまずい写真はレタッチしよう!

暗い写真を明るめに、コマンドを押しながら露出を調整するととんでいるところだけを見ることができる

はげのてかりをどう消す?、ルーペ機能を使おう、ここも露出の復旧を使う、ただし!すべてがとんでいないつぶれていない写真がいいわけではない

ブラックポイント、これ以上だとつぶれてしまうというしきい値を変更する、つぶれることで写真に立体感がでるケースはある

手のシミを消す、スポット&パッチ

背景がどうしてもよくないというケース、レタッチのブラシ、修復とクローン(別のテクスチャーで消すか複製)、消すのはいいが顔にかかっている部分はどうする?、ここで修復ツール(エッジを検出オプション)、ちょっと入り込んでもエッジを検出しているので大丈夫!、万能じゃないのでうまく調整しましょう

(2つ上の写真と比較すると背景の枝が消えています)

-スマートアルバム(メタデータを最大活用)
Day1,Day2でソート可能(かしこい!),Daily Smart Albums
場所でソート可能,State Smart Albums,IPTC(CopylightやLocation,GPSなど)、緯度経度が入っているとGoogleMapと連携可能(マップ上に表示)
EXIF(レンスデータなども記録されている)
これもスループットを上げるためには有効

-ショートカット
キーカスタマイズでカスタマイズや追加も可能

コピーを作成してくれるので、元々のキーアサインは壊さない、オペレーター単位で切り替えも可能

-プリント
シャープの度合いや半径をプリント時にだけかけることができる

-プラグイン
2.1でプラグインの構造が拡大された、画像のレタッチの処理など、今まではアップロードなどが中心

覆い焼きと焼き込み(一部分だけの加工、いままでできなかったが2.1からプラグインでツール化)

サードパーティもいろいろ作れる(影を落とすような効果など)、ノイズ忍者もまもなくApertureに対応、リベーサもApertureに対応予定

-質問
写真下のメタデータの表示はどうやるのか? → 環境設定でメタデータをなにをどこに出すのかを設定可能)

Copylightはデフォルト設定可能か? → 取り込むときに設定することで対応、時間帯設定も取り込み時に変更可能

レンダリングなどのバックグラウンドの動作を強制的に止めることは可能か? →  えーと、たぶんできない

RAWをすばやくいじるだけでなく → JPGもRAWなみにいじることはできますよ、TIFFもですよ

外部エディターを呼び出した時点でVersionが生成される → Aperture中心でライブラリーとして保存可能

iPodに関するOne more thing

さて、タイトルにあるiPodに関するOne more thingですが、Apertureセミナーの最後にまさに「One more thing」という形でこっそり告知がありました。

とても近々にアップルからiPodを使ってユーザーを連携するサービスが発表されるそうです。

「オンラインで日本中のiPod をお使いの方々をつなげる面白い仕組みを検討しており、近日中に公開予定」

ぬおー!どういうサービスなんだろ!すげえ気になります。

ひょっとして以前にトーキョードリフトで取材した「iPod とPlaceEngine」の連携だったりして!

オレとiPod touchとPlaceEngine.

気になったままの状態でゴールデン・ウィークに突入したいと思います。

それにしても、振り返ってみるとStartMacでユーザーの関係性を構築し、こういうイベントでさらにこの関係性を強化していっているアップルはお見事いうしかないですね。

Aperture 2
Aperture 2

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投稿:by 2008 05 02 02:47 PM [写真Start Mac体験モニター] | 固定リンク

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