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2008.05.12
模倣して突き抜けたガレ(サントリー美術館「ガレとジャポニスム」)
行こう、行こうと思っていたサントリー美術館の「ガレとジャポニスム」。会期ギリギリに滑り込んできました。
時間も余りなく、それ以上に人が多くて、ざっくり見たという感じになってしまったのですが、それでもなおあまりある展示品の質と量。
先に言ってしまいます、ごめんなさいガレさん舐めてました、ガレさんすげえや。

リンク: サントリー美術館 ガレとジャポニスム ~ Gale and Japonisme ~.
多くの芸術家たちがそうだったように、彼もまた、当初は表面的なモチーフの転用から出発しました。しかし、ガレに与えた影響は、日本の美意識への理解が深まるとともに次第に深化しつつ、彼独自の芸術性を確立する上で、重要な一端を担うことになったのです。その姿は、当時の批評家をして「ナンシーで日本人として生まれた運命のいたずらを、祝福してあげようではないか。」と言わしめるほどでした。
サントリー美術館に続けてくるのも、これで4回目ということで、なんというかサントリー美術館のスタイルというのが少しわかってきた気がします。
- サントリー美術館のコレクションをベースに
- そのコネクションをつかって内外の美術館からテーマに沿ってかき集め
- 今、われわれが見るべきものを凝縮して提示する
って、これ美術館なら当り前の内容なんですが、サントリー美術館の場合、都市型美術館であることをキュレーターの方が強く意識をされている気がします。
リンク: Drift Diary12: サントリー美術館:ガレとジャポニスム ~ Gale and Japonisme ~.
ガレは、日本や、さまざまな芸術を模写しているわけですが、もちろんこれは、コピーではないわけで、現代のパテント論争や、著作権問題の前進に向けて、模写と機械的なコピーの違いをもっと真剣に考え、自分には、何が出来るだろうかと考える機会を与えてくれました。
著作権問題とかなんとかDRMだのなんだのを考える際に、複製技術とかもろもろのことも大事ですが、そもそも人というのは模倣して突き抜けることを繰り返してきたことを肌で感じておかないと議論がめちゃくちゃにしかならないと思ってます。
そういった意味で、ちゃんとガレの作品とその模写のネタである江戸時代の北斎漫画などを並べて、ガレの模索を見せつつ、最後に到達した境地まで見せる展示内容はすばらしすぎるものでした。
ということで、個人的には蜻蛉への執着をまとめた第4章「蜻蛉とガレ」に展示されていた蜻蛉のテーブルが最高でした。つまりは、こういうことなわけですね。

さて、最終的には重さに負けて、カタログは買ってこなかったのですが、カタログもすばらしい出来映えでした(これは次回訪問時にでもゲットしようかな)。
▼光の魔術師―エミール・ガレ (Shotor Museum)
【サントリー美術館の関連エントリー】
- リンク: 都市型美術館としてのサントリー美術館.
- リンク: 屏風と保存を巡る物語(サントリー美術館『BIOMBO / 屏風 日本の美』).
- リンク: 集めるということの価値(サントリー美術館「鳥獣戯画がやってきた!」).
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投稿:by いしたにまさき 2008 05 12 12:27 AM [サントリー美術館] | 固定リンク
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» エミール・ガレ from 富久亭日乗
六本木のサントリー美術館で 展覧会「ガレとジャポニズム」を観た。 フランスのアール・ヌーヴォー期を代表するガラス工芸家、 Charles Martin Émile Galléが、 こんなに日本に影響を受けていたとは。 驚いた。 どの作品も美しかったが、 「ひとよ茸」の形をしたランプが とりわけ幻想的だった。 「うちふるえる蜻蛉を愛する者これをつくる」 Galléの言葉だそうだが、 どういう意味だろう。... 続きを読む
受信: May 23, 2008 8:04:21 AM

















