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2008.06.08

『KAZARI、日本美の情熱』サントリー美術館のうなるほどの展示のうまさ




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過去にサントリー美術館には、何回も来ていますが、今回の『KAZARI、日本美の情熱』展ほど、その展示に「うまい」と感じられたものはありませんでした。

そのぐらいに今回の『KAZARI、日本美の情熱』展は、とにかく展示がうまい。うまい、うますぎる、ニクいあんちくしょうです。

 リンク: 開催中の展覧会 展覧会 サントリー美術館 サントリー.

時代を超え、つねに人々の生活の中に息づき、用と美、聖と俗が渾然一体となって展開されてきた日本の「かざり」の変遷を、ご覧ください。

展示品の数としては、サントリー美術館にしては、若干少なめ。でも、それをカバーしてあまりある展示のうまさ。

なんて言えばいいんですかね、全盛期の若乃花、いや全盛期のヴォルク・ハン的なうまさと言えばいいのでしょうか(って、こんなこと書いても誰に伝わるのだ?)。

で、何がうまいのかというと、その展示品の配列です。

ネタバレしても、なんの問題もないと思うので、書いてしまいますが、展示の冒頭いきなりくるのは、着物でも、陶器でもなく、いきなり縄文式火焔土器です

これはうまい。理由は以下。

  • 予想外
  • びっくりする
  • 目線がリセットされる
  • 美術品なのか考古学的な価値としての日常品なのかが曖昧

この縄文式火焔土器をいきなり見せられることで、なんというか、感覚が宙に放り出された感じになるんですね。

その感覚のまま、怒濤の展示品に飛び込んで行くことになるわけです。

展示品の中では、帷子となんといっても黒織部がすさまじいのですが、そのすごさというのも、なんというかいわゆる美術品的な良さではないんですね。

そう!美術品的ではなく、日常品として「欲しい」という良さ。もちろん、けつの毛まで抜かれても買えるわけないんだけど、とにかく「欲しい」。ああ、使ってみたい。それを着てみたい、それでお茶飲んでみたい!

つまり、一度縄文式火焔土器でリセットされた目線が、だんだんと日常的経験的な目線に戻っていく展示になっているんです。

これはうまい。これをうまい展示と言わずして、なにがうまい展示なものか。

既に予告されている次回展覧会の『小袖 江戸のオートクチュール』も、またこなくては行けないなあと思いました。

それにしても、なんだ、ここ最近のサントリー美術館の充実ぶりは!

で!

ああ、神様、願いが叶うのであれば、あの黒織部で一杯だけでいいからお茶を飲ませてください。

ああ、やっぱり食器は安物使っていてはダメだなあ、反省します。

【過去のサントリー美術館関連エントリー】

 → サントリー美術館 バックナンバー.

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投稿:by 2008 06 08 07:09 PM [サントリー美術館] | 固定リンク

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