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2008.06.24
New York TimeのTimesPeopleがもったいない
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New York TimesがTimesPeopleというサービスをスタートしたそうです。中身については、白クマさんに聞いてもらうとして、ちょっと疑問に思ったことをここでは書いておきます。
リンク: POLAR BEAR BLOG: New York Times がSNS的レコメンデーション機能TimesPeopleをスタート.
ここからさらに発展して、例えば「登録している友人全体の閲覧傾向から、あなたが面白いと感じるはずの記事はコレ」なんて進化版レコメンデーションを行うことも可能になるのでは、と思います。いずれにしても、新聞社の生き残りを賭けた新しいチャレンジとして、今後の反応に注目ですね。
それは、レコメンドの対象がNew York Timesに限られていることです。
そりゃ、New York TimesのWebサービスなわけですから、そうに決まっているとは思いますかけど、これじゃあNew York Timesのファンしか使わない。
レコメンドの共有機能もあるみたいですが、それならRead it Laterでも、tumblrでもなんでもいいわけです。
リンク: [N] 高機能な“あとで読む”Firefoxアドオン「Read It Later」.
最初にも書きましたが、情報収集系の人には非常に重宝するアドオンなのではないでしょうか。RSSフィードを知り合いと共有するなんて使い方もアリですか?
じゃあ、New York TimesがRead it Laterみたいなサービスを提供することって意味があるんだろうか?と考えてみます。
これはもう意味あるとしか思えない。
それは、New York Timesのある記事に注目している人は、あるWebページに注目しているというデータが取得できるからですね。
そのデータをオープンにしてもしなくてもどっちでもいいとは思いますが、そんなことはどうでもよく、サービス提供側にしか得られない情報というのは得られるに決まっているからです。
じゃあ、ソーシャルブックマークでいいじゃん!って声が聞こえてきそうですが、そこはそれ、まずはNew York Timesの記事を中心とすることで、New York TimesとNew York Timesファンにとっては意味があると思うんですね。
それはどういうことかというと、ソーシャルブックマークが一般の人に余り普及しない理由というのは、一般的なソーシャルブックマークは余りにもフリーダムすぎて、どう使ったらいいかわからないからなんだと思うわけです。
だから、繰り返しになりますけど、まずはNew York Timesの記事を中心とすることには充分意味あると思います。
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投稿:by いしたにまさき 2008 06 24 10:05 AM [Webサービス] | 固定リンク
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