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2008.07.14

『ぐるりのこと』というちょっとずるい映画のこと




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週末、評判のとてもいい『ぐるりのこと』という映画を見てきました。

Gururi

 リンク: ぐるりのこと。.

 リンク: 予告編 - ぐるりのこと。.

 リンク: 映画「ぐるりのこと。」オフィシャルブログ.

先に結論言います。

これは木村多江を見る映画です。

中盤に台風の夜のクライマックスがあるのですが、ここの木村多江はもう白眉。ぐぐっと引き込まれると同時に放心。

思わず「それはきたねえ!」と思ってしまったぐらいに木村多江がただただ美しい。

※ここから先は大いにネタばれを含みますので、見てない人はご注意ください。

そりゃあさあ、鬱病の木村多江なんて美しくないわけがない。もう、ホントずるい。

ここからまだ書く!

ただね、絵描きをモチーフとしたことの難しさというのは、最後の最後までつきまとってしまったと思います。

子供を失ったことを、絵を産み出すことで恢復していくのが、後半のテーマとなっていくのですが、絵を産み出すということは、どうしても自己表現の領域から抜け出すのはひどく難しいので、どっかで「自分探し」のにおいが出てしまうんですよね。

この映画は、夫婦の物語だから、2人の関係性の方が大事だということを考えると、そこがどうしても鼻につく。

だって、年齢をあと10年遡ってしまえば、これまるっきり芸大の青春ものですよ。要するにハチクロ。

ひょっとすると、そこを回避するための裁判シーンだったのかもなあ。ただ、あれも現実の事件に近づけて描く必要はどうしても感じられなかったです。

そして、帰り道ぼーっといろいろ考えていて、もう邦画の世界では「北野映画以降」という文脈を考えておかないといけないのだなあとも思いました。

最後に、実はこの『ぐるりのこと』という映画は、複数の筋から「パートナーといっしょに見るといいよ」とおすすめされていました。

そうすすめてくれた人たちの気持ちというのは、映画を見終わった今わからないわけではないのですが、私としては、「パートナーといっしょに見るといいよ」ではなく、「パートナーがいない人が見ると絶望するよ」と表現する方が的確なのではないかと思います。

だって、これある夫婦の10年間分のおのろけ映画だもん。

そうそう、そういう意味では「なにがあっても別れない二人の10年の物語」というキャッチフレーズは、そのままとも言えるし、若干ミスリードを誘っているのかもしれないなと思いました。

で、なんかいろいろと書いてしまいましたけど、概ねとてもいい映画だと思います。金額と時間分はきっちり見せてくれますし、しつこいですが、木村多江の美しさは必見です。

あ、そうだ。音楽とてもよかったです。いいエンドロールでした。

HANA-BI
HANA-BI

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投稿:by 2008 07 14 01:01 PM [映画・テレビ] | 固定リンク

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