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2008.12.24

ウッドコーンスピーカーで高品質な音の世界に足を踏み入れる幸せ




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先日「日本ビクター株式会社 ビクタービル地下スタジオ」で開催された「ビクター:ウッドコーンスピーカー」ブロガーミーティングに参加してきました。

R0019156.JPG by you.

 リンク: 12/16(火)開催”大人のオーディオ”「ビクター:ウッドコーンスピーカー」ブロガーミーティングのお知らせ.

上の写真のビクター犬の歴史やブランドの歴史、ビクター青山スタジオのスタジオ長である高田さんの話なども聞きつつも、やはりメインの話は通称"ゴッドイヤー"の今村さんの開発の話でした。

 リンク: ”大人のオーディオ”「ビクター:ウッドコーンスピーカー」ブロガーミーティングにご参加いただきありがとうございました。|ブログ|Agile Media Network.

最後に、ウッドコーンスピーカーを完成させた技術者の今村さんにウッドコーンスピーカー誕生までの裏話などをお話頂きました。「スピーカーは楽器でありたい」との強い思いから、試行錯誤を繰り返してウッドコーンスピーカーを完成させたとのことです。

開発というのは素材との戦いでもあることを痛感させられた今村さんのお話でした。

以下、その素材との戦いの歴史の話です。

▼ビクターウッドコーンスピーカー,振動板の素材

▼ビクターウッドコーンスピーカー,マグネットとスピーカーの形状

▼ビクターウッドコーンスピーカー,センターユニットのシャーシ

普段ネットで活動していると、生のものを見る機会というのはあまりなく街や家で製品を見ても、やはり完成品を見ることになってしまうので、生の素材というものに個人的には期待していました。現場ではいろいろなものを見せていただいたのですが、中でもぐっときたものがふたつありました。

ひとつはウッドコーンの初期型のスピーカーユニット。

R0019128.JPG by you.

これは現在のウッドコーンよりもはるか以前に作られたもの。音は満足できるものができたそうですが、耐久性のなさとコストの問題で製品には至らなかったそうです。そうそう、ビクターはこのウッドコーンに20年前からトライしているというのも製品開発の困難さを物語っています。

もうひとつはその苦闘の末に完成した現在のウッドコーンのスピーカーユニットです。

R0019143.JPG by you.

さらにアップ。

R0019147.JPG by you.

やっぱり完成した製品というのは美しいものなんだなあと惚れ惚れと見入ってしまいました。

プレゼンとQ&Aの後に今村さんと直接お話することができたので、ちょうど10年ぐらい前にビクターで発表されたFS1というコンポについて話を聞いてみました。なぜそんな昔のコンポの話をしたかというと、それは以下の理由があります。

  • FS1は現在のウッドコーンにつながる小型で高品質なスピーカーの製品としての最初のモデルであったこと
  • FS1はまだコーン紙であったこと
  • FS1は当時とてもヒットした製品であったこと
  • そして私はそのユーザーで、スピーカーはまだ使っているということ

さて予想通りというか、FS1の開発担当も今村さんでした。そして当時FS1を開発していく際にコンセプトとしていたことを教えてもらいました。

それは「盆栽」という言葉でした。

実際にFS1という製品は大きさとしては小さく、木の素材を多様してひっそりとした雰囲気を持ち、そしてその製品から流れてくる音楽は高品質なものだったのです。

そしてこの「盆栽」というコンセプトは今のウッドコーンにも脈々と受け継がれているように感じました。私はこの今村さんの「盆栽」というひとことで、なんか長年の謎とウッドコーンの謎が同時に解けたような気がしました。

一眼レフとレンズが魔物で地獄行きであるように、音の世界もあるラインを超えると、欲をどこまでも高めても製品が用意されている魔物が棲む地獄行きの世界です。当日、プレゼンで専門用語が多かったのもこれのせいです。専門用語を他のワードに置き換えても意味がないし、他に形容するワードもない世界なんです。

でも、たった79800円(実売はそれ6万以下になるのかな?)で、この魔物の世界に足を踏み入れられるなんて、なんて幸せなんだろうと思います。

私は事前にあまり情報を入れていかなかったので、会場で音を聞いて「これは15万ぐらいはする製品だな」と思っていたぐらいです。

日本ビクター コンパクトコンポーネントDVDシステム EX-AR3
日本ビクター コンパクトコンポーネントDVDシステム EX-AR3

もちろん、間違ってはいけないのは、こういうハイクオリティな世界がありつつも、今わたしやあなたが使っている、聞いているオーディオが否定されるわけでもないということです。

クオリティで劣っても好きな音というのはあるし、究極的には聞いている人が心地よいと感じれば、それはそれでいいと思います。

ただ、一度もハイクオリティなオーディオの世界を知らないで人生終わるのは、この日本という国に暮らしている人にとってはとてももったいないことだとも思います。上記の「幸せ」というのはこういう文脈で理解して欲しいと思います。

それにしてももう一度繰り返しますけど、この音のクオリティで定価79800円ってのはホントありえないです。ビクターすごい、感服しました。

おまけでもうひとつ。

EX-A3専用スピーカースタンド(2本1組) LS-EXA3
EX-A3専用スピーカースタンド(2本1組) LS-EXA3

こういうメーカー純正のスピーカースタンドもいいですが、10円とか100円とかをスピーカーの下に敷いてみるだけでも音は変わったりします。ホント音って難しい、でもその分面白いものです。

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投稿:by 2008 12 24 10:30 AM [音楽] | 固定リンク

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