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2009.03.24

『バクマン。』は才能と努力のコップのサイズを提示しようとしている野心作である




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大場つぐみと小畑健のコンビと言えば、デスノートコンビなわけで、その新作ということで、なんとなく気になっていたのが、この『バクマン。』。

バクマン。 1 (1) (ジャンプコミックス)
バクマン。 1 (1) (ジャンプコミックス)

週末にポカっと時間ができたので、2巻一気読みしてみました。あー、こりゃ面白い。そして、この物語は既に成功したコンビの新作として、たぶんかなり色々とえらい。

R0020313.JPG by you.

この『バクマン。』はマンガの系譜でいうと、まさに不朽の名作『まんが道』につながる作品。

まんが道 (1) (中公文庫―コミック版)
まんが道 (1) (中公文庫―コミック版)

つまり、マンガ家がデビューするまでの青春時代をマンガで描くという作品だ。いい大人としては、はずかしくなるようなデスノートに関する記述とか、ラッキーマンに関連した記述もあるが、とりあえずこの作品のターゲットである学生のことを思えば、そんなことはどうでもいい。

なにしろ、この作品は「ジャンプの連載でシステム化しているジャンプでいかにデビューするか」ということを描こうとしている作品なのです。

ということで、とりあえずこの作品にゴーサイン出したジャンプ編集部はやっぱりすごい。

さて、ではこの物語がただデビューするまでの青春物語なのだろうか?というと、そんなことはないのです。

人にとって、何が成功か成功でないかというのは難しいところではあるのですが、私的には成功とはコップから水がこぼれることだと思っています。

もう少し細かく書くと、ある人が成功するためには、その人のコップに才能や努力で水を注いでいく必要があります。そして、ある日水がこぼれるように成功がやってくる。

問題は人や成功したいものによって、コップのサイズは異なるということ。さらに成功して、水がこぼれてみないことにはコップのサイズはわからないということです。

でも、先に成功したものの後進への仕事として、コップのサイズを教えてあげるということはできるわけです。

これがこの『バクマン。 』という作品の目的であるとすると、デスノートで成功したコンビがマンガ家になるマンガを書くのはジャンプでの連載以外にはありえないですし、ジャンプというマンガ雑誌のシステムの内側を描くものにならない理由がありません。

バクマン。 2 (2) (ジャンプコミックス)
バクマン。 2 (2) (ジャンプコミックス)

この作品がこの先面白いものなっていくかどうかは今の段階ではありません。しかし、こういうテーマの作品に果敢に挑戦している大場つぐみと小畑健のコンビと編集部には素直にエールを送りたいと思います。

なぜなら、今の時代に手塚治虫はいないし、トキワ荘も既にないからです。

まんが道 (9) (中公文庫―コミック版)
まんが道 (9) (中公文庫―コミック版)

で、それはそれとして、もし『まんが道』を読んでない人がいたら、いるわけないと思いますが、一生の大損だから読んでおいてください。

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投稿:by 2009 03 24 10:38 AM [アニメ・コミック] | 固定リンク

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