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2009.04.14
twitterの特徴と魅力を最も体現したクライアント「pocket*」リリース
ツイート
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twitterのユーザー数がまさにうなぎ上りになって、最近始めたという人も増えてきている気がします。
そしてtwitterというWebサービスとそのコミュニティが活性化している別の要因がAPIを利用したtwitterクライアントの存在です。
私はiPhoneの場合は、今はFastweetを愛用しています。自分に合ったtwitterクライアントを見つけることができると、よりtwitterは楽しく使うことができます。
で!
ここのところ、実はこれまでのPC版twitterクライアントとは全く違うアプローチで開発されたtwitterクライアントのテスターをやっていました。それがpocket*です。
これ、実はtwitterPodを先日アップデートしたばかりのdrikinの新作twitterクライアントです。
まず、見た目がいきなり違います。タブのように見えまずが、これが基本pocket*の画面すべてです。
実際のPC画面では、こんな具合になります。
そう!画面がまずものすごく小さいです。右の枠の中にある数字がtwitterの未読ポスト数です。
そして、未読がある場合、このピンクのタブにマウスオーバーすると、画面が変化します。
これはポストが長い場合は、これですべての文字を見ることができるようになります。
つまり、最初の1行で気になったら、すっとマウスを動かすとさくっと見れるわけです。そして、数字部分をクリックすると、過去のポストをどんどん表示してくれます。とにかくさくさくっと動くので、こちらもさくさくっとリズミカルに見ることができます、これはいい!
で、これだけさくさく動くとうっかり次のポストにいってしまいがちなのですが、それも大丈夫。
右クリックをすれば、ひとつ前のポストにすぐ戻ってくれます。右クリックをし続ければ、どんどんさかのぼってくれます。
未読が「0」になると、以下のようになります。これも勝手にすっと画面が小さくなります(そのときの動きが気持ちいいです)。
また、未読が多すぎる場合は躊躇せずに数字をコマンド+クリックしましょう。これでさくっと未読が「0」になります。
PCの画面上での占有は小さく、動きはすばやく。twitterそのものが持っているなんとも言えないお気楽さ。そのお気楽さを体現しているPC版のtwitterクライアントってけっこうありません。
でも、pocket*がすごいのは、実はここからです。
PC版のtwitterクライアントって、なんでもできちゃうところがあって、基本Web版にはない機能追加という発想で作られいます。
そもそもdrikinのtwitterPodも内部にログデータを取得してしまって、クライアント側でログの処理はやってしまえというものでした。
でも、そうするとどうしても画面は大きくなるし、ソフトも重くなるし、それに画面を大きく占有するtwitterクライアントって、どうも気持ちを圧迫するんです。これはよろしくない。
それに引き換えpocket*は機能を追加していくのではなくて、Webへの導線とどうしても必要な機能をすべて1クリックにおさめることで、機能はちゃんとありつつも、お気楽さも損なわない設計になっています。
上の画面でいうと、ユーザーのアイコンがユーザーのtwitterポストへのリンク。青い●がポスト内に書かれた外部リンク。
←はもちろん返答。RはRT(Retwitt)、メールで言えば転送、他の人のポストをそのまま自分のIDで再ポストします。
大きい四角はポスト欄。ここに書き込めばtwitterにポストします。
その下はtwitter homeへのリンク。Repliesは自分への返信へのリンク。Direct Messagesは自分へのダイレクトメッセージへのリンク。
テキストで書き出すとなんかそれなりの量にはなってしまいますが、既にtwitterを使っている人にとっては説明いらずかと思います。
さて!
twitter(tumblrもだけど)が、今ネットユーザーに迎えられているサービスには2つの特徴があると考えています。
- お気楽に使える
- 深堀ができる
つまり懐が深い。で、こういったtwitterの特徴はやっぱりSNSと違ってログがオープンだからなんだと思いますね。
お気楽に使える部分については、ここまでにも書いてますし、Nobiさんのtwitter記事にこんなことが書かれています。
で、こういったtwitterの特徴はやっぱりSNSと違ってログがオープンだからなんだと思うわけです。
リンク: mactopia Japan | Apple's Eye.
それに比べてTwitterだと、そもそもサービスが情報の読みこぼしを前提にしているので、そうした負担が軽いのだ。
もっとも、だからといって情報の読みこぼしが多い、というわけではない。
おもしろいニュースは、ライブのタイミングでは読み逃しても、Web上で、後からも何度も何度も話題になるはずだ。Twitterユーザーの中には、 ニュースに対してリアクションを返す人も多いので、ライブのニュースではなく、そうしたリアクションを見て、初めてニュースを知る人も大勢いるだろう。
実は世の中、それでいいのだ。
そう、それでいい。ただ、使い込みたい人にとっては、深堀できるのも、twitterの面白いところでもあります。
そのtwitterを深堀するために、必要な機能がサーチです。
最近、twitterに関するエントリーを書くと、大抵Twitter Searchでポストの状況を確認することが多いです。
そして、実際にサーチで探ってみると、いろいろと見えてくるものがあるんです。ということで、ここはテスターの特権で「Search」へのリンクを追加してもらいました。
この「Search」へのリンクには、2種類あります。それはそのときのポストに連動しています。
誰かのポストの画面のときは、そのポストした人のIDのサーチへのリンクになります。未読が「0」のときは、自分のIDのサーチへのリンクになります。
- FollowしているIDのサーチ
- 自分のIDのサーチ
これは実装してもらって大正解でした。IDのサーチということは「ID」だけではなく、「@ID」もその検索結果に含まれます。
ちょっと自画自賛になりますが、これでこのpocket*はさらにtwitterクライアントとして、ひとつジャンプアップしたと言えると思います。
twitterの特徴と魅力をここでもう一度繰り返します。
- お気楽に使える
- 深堀ができる
そして、この特徴と魅力はそのままpocket*の特徴と魅力にもなりました。すばらしいです。
YouTubeで公開されているpocket*の説明動画もあります。これを見るとわかりますが、実はpocket*は音もいい!
▼pocket* screencast
これは今回のpocket*のリリースまでにテストを重ねたことがいい結果につながったと思います。
テストの中で、ソフト動作の調整や必要な機能追加、また追加したものテストの結果削った機能もあります。特に動作はかなり細かい調整をしたので、いじっているだけで楽しくて気持ちのいいクライアントに仕上がったのではないかと思います。
テストの重要さは、ソフト開発では当たり前のことですが、テストでソフトの完成度を上げることの大事さと面白さをテスターとして再認識することができました。ありがとう。
さて、最後に。
今回、aboutの画面からドネーションへのリンクも用意されています。
もし、このtwitterクライアント「pocket*」でtwitterライフがいいものになったら、ぜひドネーションもどうぞ。
【追記】
「pocket*」のリリース、twitter界隈でおおむね好評のようです。
リンク: pocket* - Twitter Search.
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投稿:by いしたにまさき 2009 04 14 02:04 PM [twitter,ツイッター] | 固定リンク
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» Make it simple for your twitting again from d2
一言、素晴らしすぎます。 開発されたdrkin氏の言葉を借りれば「Twitte... 続きを読む
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