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2009.05.19

はてブ10000超え記念、ソーシャルブックマークの問題点とtumblrの優位性




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何かをキーにしてのコンテンツの横連携というのは、ネットがはじまってから、さらにブログ、Web2.0の時代になって加速しているように思えます。

しかし、ブックマークサービスなどが、結局は数ばかりが自走し、ある一定量のユーザーを獲得してしまうと、ランキングと余り変わらない状況になりやすいことも、同時に起きていると感じています。

つまり、少し乱暴に表現すると「私が夢見ていたのはこんな状況じゃない」ということです。

さて、このブログ「みたいもん!」のはてブ数がめでたく10000を超えたということで、ブログにおけるはてなブックマークの役割について、一度考えてみようと思いました。

Hatebu10000

 リンク: 『[mi]みたいもん!』 の新着エントリー - はてなブックマーク.

はてなブックマーク数のランキングだけで言うと以下のようになります。

ただ、はてなブックマークのおかげで「みたいもん!」に起きた影響(PVへの影響、ブログの認知、バックリンクの数など)で考えると、このランキングは全く異なります。

なぜ、こんなにランキングが異なるかというと、それは時期の問題です。はてブ数のランキングに入っているエントリーはほぼ2007〜2009年のものです。

それと比較すると、上記のエントリーは2005と2006年になります。

はい、おわかりですね。はてなブックマークユーザーの母数がぜんぜん違うのがその原因のひとつです。

ただ、現状自分のブログではなく、ネット全体から見た場合のはてブのついたエントリーを中身の質ということで考えたときには、個人的にはこんな感じで見ています。

  • はてブ50ぐらいがいちばん信用できる
  • はてブ500ぐらいはけっこう信用できる
  • はてブ10ぐらいは一部の好事家の評価
  • はてブ100ぐらいは野次馬多し

このことは、例えばこんな風に表現できます。

 リンク: SFC研究所 上席研究員・増井俊之の書評ブログ:『 グーグル・アマゾン化する社会』森 健(光文社).

たとえばDuncan Wattsは、他人の評価が見える世界においては一極集中が起こりやすいという現象を実験で証明している。 本書を裏付ける解析/実験結果は今後増えてくることだろう。

さて、こういった状況にまさに彗星のようにNYから現れたのがtumblrでした。

 リンク: Web2.0ブームに対する揺り戻し:tumblr編:[mi]みたいもん!.

今時、tumblr使わないなんて大損なんじゃないだろうかと思えるほどいい。

最初はクリッピングしやすいという理由だけで使い始めました。しかし、ある一定のユーザーが集まってきて、followする数もある一定量に達すると、dashboardには情報のうねりというものが発生していました。これはこれまでのブックマークをシェアするサービスとは異質のものでした。

dashboardで起きたことは、ユーザーの趣味趣向だけではなく、世の中の流れ、コアな情報も同時進行する「私が夢見ていた」個人の生活と結びついた形のコンテンツの横連携の流れでした。

これはひとえにtumblrが数を出すことで何かがエスカレートする構造を持たなかったことによっていると思っています。

もちろんtumblrにはいろいろな数が存在します。followsの数、followの数、Re-blogされた数などです。

 リンク: スコアによる弊害 | source-lab. note.

同じような事が一部のTumblrアカウントでも表面化してて、どうもReblogしている画像が他のアカウントと似たり寄ったりで個々のアカウントの特徴が希薄化してきてるように思う。 これはDashboardの自分のポストにReblogされた数や、like thisされた数が表示されてしまう為だと思う。それが収集の目的化してしまって、まるでユーザーが他のユーザーへのリコメンド作業をこなしてるようにも見える。

別段このような目的で使うことが間違ってるとは絶対に思わないし、こういう使い方もおもしろいと思う。だけどこういった「スコアとしての数字」や、 「可視化された他人からの評価」に意識を引っ張られて、そもそも自分が使おうとしていた本来の目的がずれてしまうことはもったいないと思う。

たしかにこの傾向は始まっていると思います。

ただ、その傾向にあまり悲観してはいません。個人的にはオリジナルポスト量の多さ少なさには関係なく、Re-blogでも他の人と同じようなポストを繰り返す人はUnfollowすればいいということ。

もうひとつは、ソーシャルブックマークとtumblrはその構造があまりにも異なっているからです。

それはこういうことです。

 リンク: なぜtumblrはtwitterに食われなかったのか?:[mi]みたいもん!.

tumblrはコンテンツを通じて人の感性を共有する

つまり、ソーシャルブックマークとtumblrでは、主従関係が真逆なんです。

ソーシャルブックマークは、あくまでも数がエントリーというコンテンツにぶら下がり続けます。

実際にはアルファブックマーカーと呼ばれる人がいて、その人を起点に数が増えるということもありますが、一度数が暴走を始めるとそれはほぼ無視され数だけが自走します。

それはブックマークの数がひとつの意味を持ってしまっているからです。はてなブックマークのトップページにその「数」が大きく掲載されているのは、ブックマークの数に意味があると運営側が考えているからでしょう。

tumblrの場合、Re-blogの数が増えていくことはありますが、それが暴走していくことはまずありません。なぜなら、その数はあくまでもdashboardの中に留まり、外部からは見えず、さらにdashboardには自分がfollowした人のポストしか流れてこないからです。

そう、tumblrの場合自走していくのは、followsの数です。つまり、評価はポストをする人に対して与えられるのです。

このことはtumblrのスタッフも自覚しており、その証拠とも言えるのがTumblarityという新しくtumblrに増えた「数」です。

しかし、この数もやはり人に対する数です。しかもそこにはこんな注意書きがあります。

リンク: Activity | Tumblr.

Your Tumblarity is derived from your recent activity on Tumblr.

Tumblarityは累積という暴走しやすい数字ではなく、その評価は今に与えられた数字なのです。

Tumblarityについては別途またエントリーを書くつもりですが、はてなブックマークについて書き始めたはずなのに、すっかりtumblrに関するエントリーになってしまっている時点で、もろもろ察していただけると幸いです。

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投稿:by 2009 05 19 02:02 AM [tumblr] | 固定リンク

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