みたいもん

トップ > 文化・芸術 > 『マーク・ロスコ 瞑想する絵画』もう絵画ってこれだけでいいんじゃないだろうか

いしたにまさきの新刊:HONDA、もうひとつのテクノロジー ~インターナビ×ビッグデータ×IoT×震災~ 01 それはメッカコンパスから始まったHonda、もうひとつのテクノロジー 02 ~インターナビ×GPS×ラウンドアバウト~ 運転する人をサポートすることHonda、もうひとつのテクノロジー 03 ~インターナビ×災害情報×グッドデザイン大賞~ 通行実績情報マップがライフラインになった日

HONDA、もうひとつのテクノロジー ~インターナビ×ビッグデータ×IoT×震災~ 01 それはメッカコンパスから始まった (カドカワ・ミニッツブック) Honda、もうひとつのテクノロジー 02 ~インターナビ×GPS×ラウンドアバウト~ 運転する人をサポートすること<「HONDA、もうひとつのテクノロジー」シリーズ> (カドカワ・ミニッツブック) Honda、もうひとつのテクノロジー 03 ~インターナビ×災害情報×グッドデザイン大賞~ 通行実績情報マップがライフラインになった日<「HONDA、もうひとつのテクノロジー」シリーズ> (カドカワ・ミニッツブック)

2009.05.05

『マーク・ロスコ 瞑想する絵画』もう絵画ってこれだけでいいんじゃないだろうか




Clip to Evernote

このエントリーをはてなブックマークに追加

川村記念美術館で開催されている『マーク・ロスコ 瞑想する絵画』にやっと行くことができました。開催は6月7日まで、ギリギリです。

Mark_rothkokawamura

 リンク: 開催中の展覧会 | 川村記念美術館.

このたびの展覧会では、50年以上にわたって散逸したままだった〈シーグラム壁画〉の半数となる15点が初めて一堂に会し、あらたなロスコ空間を創り上げます。おそらく二度と見ることができない千載一遇の機会となることでしょう。

実はこの『マーク・ロスコ 瞑想する絵画』というのは、きのうきょうから待っていたわけではなく、既に2008年から待っていた展覧会だったわけです。

その理由は以下。

 リンク: お知らせ テート・モダン/川村記念美術館でのロスコ展出品にともない、当館のロスコ・ルームを閉鎖します | 川村記念美術館.

川村記念美術館が所蔵するマーク・ロスコの作品が、今秋から来春にかけて ロンドンのテート・モダンおよび当館で相次いで開催されるロスコ展に出品されます。 このため、2008年9月8日から2009年6月16日まで、当館の「ロスコ・ルーム」を閉鎖いたします。

つまり、一度ロンドンのテート・モダンに貸し出された作品が、テート・モダンのロスコとともにやってくるのを待ちこがれていた訳です。

Mark_rothko_exhibition_at_tate_mode

 リンク: Mark Rothko exhibition at Tate Modern, 26 September 2008 - 1 February 2009.

そのテート・モダンで開催されたロスコ展は大成功を収めました。その川村版です。

P5040358

展覧会は、その肝心のただ一室のロスコルームのために構成されていました。

 リンク: 開催中の展覧会 | 川村記念美術館.

名声に浴するかたわら、ロスコは「自分の絵画空間」を手に入れる夢を抱きはじめます。それは、他の画家の絵とは一緒にされず、自作だけが部屋の壁に掛けられ、自分の思いどおりに照明や展示がなされた部屋のことでした。そうすることではじめて、ロスコの絵は息づき、複数の作品が音楽のように響き合って、鑑賞者をすっぽりと包み込むことができるからです。

そのロスコルームに入る前、ロスコがいかにこの他の作家を排除した部屋をどれだけ切望していたかについて、その直筆の書簡なども紹介しつつ、説明がされています。

ただ、なぜ、そこまで切望したのか?という理由についてはあまり説明はありませんでした。

そして、ロスコ・ルームに入りました。なぜロスコがそこまでロスコルームにこだわったのか?の回答がそこにはありました。

ロスコ・ルームを出た私の印象は以下のものです。

  • きょうはもうロスコ以外の絵画もイメージも見たくない
  • 絵画はもうこれですべてでいいのではないか

ええ、これがロスコの答えです。

「緊張と緩和」「静寂と興奮」、人間のすべての種類の感情がそこに封じ込められているかのようでした。

もちろん、この展覧会以降、一部の作品がテート・モダンに戻され、川村記念美術館には、これまでのようにロスコ・ルームが戻ると思います。

 リンク: ロスコ・ルームというしびれる空間、川村記念美術館.

あの包まれる感覚、色彩の感覚、壁からの力、そういったものが合わさってこその「ロスコルーム」ですから。

  • 感覚が研ぎすまされ
  • やさしい雰囲気に包まれ
  • そのうち脳がしびれてきます

こんなスペース、そんなにあるもんじゃありません。最高、至上、悦楽のスペースです。

以前、ロスコ・ルームに行ったときの感想は上記のもの、大枠で言えば、今回と同じです。

感覚的には、それ以上でもそれ以下でもないです。でも、たぶんホントに二度とないです。ちょっとでも気になった人は行かないと後悔するでしょう。

いつかロスコ・チャペルにも行ってみたいという気持ちがまた大きくなった展覧会でした。

MARK ROTHKO
MARK ROTHKO

ロスコ 芸術家のリアリティ―美術論集
ロスコ 芸術家のリアリティ―美術論集

Morton Feldman: Rothko Chapel; Why Patterns?
Morton Feldman: Rothko Chapel; Why Patterns?

« 銚子電鉄のぬれ煎餅 | トップページ | twitterのDiggっぽいランキングサービスTweetMeme »

投稿:by 2009 05 05 10:23 PM [文化・芸術] | 固定リンク

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/12272/44906006

この記事へのトラックバック一覧です: 『マーク・ロスコ 瞑想する絵画』もう絵画ってこれだけでいいんじゃないだろうか:

» シーグラム壁画 / ロスコ | 川村記念美術館 from blog de rebrain***
滑り込みで川村記念美術館の展覧会、 「マーク・ロスコ 瞑想する絵画」 に足を運んだ。 シーグラム壁画30枚の内の15枚が集まったこの展覧会。 見逃していたら一生... 続きを読む

受信: Jun 11, 2009 11:53:01 PM

» 見逃すにはあまりにもったいない「皇室の名宝 日本美の華」 from [mi]みたいもん!
「皇室の名宝-日本美の華-」ブロガープレビューに当選して、上野の国立博物館・平成 続きを読む

受信: Oct 14, 2009 3:07:13 PM

 
We are bloggers.