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2009.05.29
美術館広報にtwitterとインタビュービデオの手法
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ニューヨークの美術館がぽつぽつとtwitterを通じて広報活動を始めていることを知り、いくつかのtwitterアカウントをフォローしています。
リンク: Once in dark rooms: アート広報にtwitterを!.
そして、また丁度、NYの大きな美術館が丁度twitterを始めた時期と重なり、ある日MuseumModernArtがあなたをFollowしはじめましたというお知らせメールが来たときには、話したことはない美術館のウェブ広報担当はNYABをしっかり認知してくれているのだということが分かってチームの士気もかなり上がった。
なかでもよく見ているのがMOMAのアカウント。
リンク: Museum of Modern Art (MuseumModernArt) on Twitter.
理由は極めて単純で行ったことがあるから。まあ、でもそういうもんですよね。一度行ったところからの情報と言うのは、他のところはいい意味で異質です。
ああ、また行きたい。
で、そのtwitterで流れてきたビデオがすごくよかった。
なんかきのうもそんな話をしていたような気がするんですが、「アートって何?」って話をいろんな人にインタビューして、そのインタビューをつぎはぎにして編集しているもの。
▼Arts and Citizenship
リンク: Twitter / Museum of Modern Art: Great video - "Arts and Ci ....
背景をわざとグリーンバックにしているのも、今話しているのが誰なのかクレジットしないのも、話を断片をしているのも、属性による意味をできるだけ排除しようとしているのだと思います。
どこで語られているとか、誰が語っているとか、そういうことはどうでもよく、話の中身に集中してもらって、なぜ人がそういうことを語るのかってことを感じてもらいたいということなんじゃないかと。
それはインタビューラスト近くで「without」を繰り返しているところに強く出ていると思います。
こういう人の言葉を使う手法というのは、ライヒがCAVEで最初に確立した手法だと思いますが、たぶんライヒがすごすぎてフォロワーが出にくいことになってます。
▼Steve REICH: The Cave
ということで、いままでこういう手法を使おうとは思いもしなかったのですが、これは真似をしてみたいと思います。
問題はやる機会とネタがあるかってところですね。
ああ、そうか。美術館広報でこういうことやればいいんですね。
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投稿:by いしたにまさき 2009 05 29 08:20 AM [文化・芸術twitter,ツイッター] | 固定リンク
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» デビット・リンチ先生のインタビュープロジェクトまもなくスタート from [mi]みたいもん!
自分で書いておいてなんですが、インタビューおもしろいですね。次回、ホントなにかの 続きを読む
受信: May 30, 2009, 3:12:31 AM