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2009.07.01
朝日新聞のネットへの動きに漠然と思う不安感と期待感
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朝日新聞がCnet Japanの事業を継承だそうです。
リンク: 朝日新聞、CNET Japanを事業継承 9月1日から運営へ - ITmedia News.
朝日新聞社と米CBSのWeb部門でIT情報サイト「CNET」などを運営するCBS Interactiveは7月1日、「CNET Japan」などの事業を朝日新聞社が継承することで合意したと発表した。同サイトなどは9月1日以降、朝日新聞社が運営する。
あれ?なんか既報の気がすると思っていたら、そういえばこんな記事が以前に出ていて、それを読んでいたのでした。
リンク: 朝日新聞、CNET買収か? | マーケティング、ネット広告、EC情報を日々お届けするRedPen.
日本におけるCNETが複数社に対して買収の打診をしていたという話は一時流れていたこともありましたが、現時点で二つ以上の情報筋から聞いた、朝日新聞社による買収が一番実現性が高そうです。
ちょうど1ヶ月ぐらい前の記事ですね。
朝日新聞と言えば、twitterでのasahiアカウントの有様が話題にもなりました。
リンク: ハジけまくりの朝日新聞社公式Twitterアカウントに驚愕 :Heartlogic.
メディアの人間の端くれとして言わせていただくと、この企画は多くの同業者に勇気を与えたんじゃないかと思います。「天下の朝日新聞だって最初はあれぐらいグダグダだった。俺たちもやってみようぜ!」的な形で。今後ますます、Twitterに面白いコンテンツが増えることが期待できるのではないかと思いました。
ということで、朝日新聞が、何かをやろうとしていることだけはネットには伝わりつつあります。
ただ、この一連の朝日新聞を見ていて、どうしても気になることがあります。それはこのブログでも時々使っている以下のものの見方に関するものです。
- ビックマイナー
- リトルメジャー
CNETからすれば、失礼と思うかもしれませんが、twitterにしても、なんにしても、日本においては、Webの世界はまだまだマイノリティの世界です。
賛否両論ありますが、ケータイ小説レベルの数のヒット作を未だに生み出せていないのが、日本のWebの世界です。
もっというと、東京がマイノリティであり、地方がメジャーであると言い換えてもいいのかもしれません。
いずれにせよ、マイナーの良さというのは「自立性の高さ」にあると思います。
朝日新聞の今回の判断、というか今回の判断に至る背景がどういうものなのか、私には全くわかりませんが、せっかくなので長くじっくりを腰を据えて取り組んでもらえることを期待したいです。
で、ここで終わりにしようと思ったんですが、なんとも尻切れトンボなので、補足。
▼巨怪伝〈上〉―正力松太郎と影武者たちの一世紀 (文春文庫)
▼巨怪伝〈下〉―正力松太郎と影武者たちの一世紀 (文春文庫)
この『巨怪伝』を読むと、当時の大新聞である大阪朝日新聞、東京朝日新聞が、希代の興行師正力松太郎のイベントと新興メディアであるテレビによって、販売部数をまさにごぼう抜きされていく様子を知ることができます。
つまり、過去に朝日新聞は新興メディアへの対策で読売にしてやられているわけです。それはもちろん正力松太郎によって(実際には違うんだけど)、読売グループが新興メディアを自分たちで作り上げたからに他ならないわけです。
この先、ジャーナリズムでも、なんでもいいのですが、メジャーである朝日新聞がマイナーであるWebの世界にどういう影響をもたらすのか、それとも更なる次の手があるのかもしれませんね。
【追記】
リンク: 大人の階段登る朝日新聞が衆人環視の中、CNET JAPANを高値掴み: 切込隊長BLOG(ブログ) Lead‐off man's Blog.
考え方を変えるならば、朝日新聞はいままで結構な金額をデジタル方面に突っ込んできたはずですけど、CNET程度のアクセスを集めるサービスすら立ち上げることが出来なかったので、ネット資産(SEO的に、あるいはアーカイブ的に)を一刻も早く積み上げたかったのかなあと思います。
リンク: 404 Blog Not Found:News - 朝日新聞、CNET Japanを事業継承.
一つ言えるのは、ネットというのはスマイルカーブのきつい世界だということ。個人と最大規模サイトが一番利益率が高くて、その間は苦労するというのがその意味。さらに具体的に言うと、コンテンツは各個人が、リンクは Google や Yahoo が押さえているという感じで、中間業者の余地があまりなさそうに見える。
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投稿:by いしたにまさき 2009 07 01 09:19 PM [ネット全般] | 固定リンク
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