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2009.07.20

twitterの奥にある日本人にはわからないところと、日本人的なtwitterとは?




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ここ2日のtwitterでの話題の中心のひとつが勝間さんでした。

いろいろな受け取り方をしている人たちがいますが、私は勝間さんツール使うのもツールの特性掴むのも、さすが上手だなあという印象です。

恐らく、ブログだと3ヶ月ぐらいかかることが、ある領域では3日ぐらいで終わったりするのがtwitterのスピード感なんですが、それを目立つ人が体感したというのは、悪い話じゃないと思います。

実際、既に勝間さんも私的twitterまとめ記事をはじめたその日に書いてます。

 リンク: 勝間和代公式ブログ: 私的なことがらを記録しよう!!: Twitterその後とTipsまとめ.

さまざまな発信者をフォローすることで、自分専用のNews Flowとしても使えるわけですね。知らない情報がどんどん入ってきます。

さて、twitterのいいところは勝間さんがこの結論に至るまでの過程をログで追えるというところです。全部おいかけても余り意味がないので、重要なポストだけをご紹介。

ええ、このつぶやきですね。と同時にこれで勝間さんという人が見える部分も当然あったりします。

 リンク: Twitter / 勝間和代: なるほど、だいたいわかりました。要は、聞き手にとって ....

なるほど、だいたいわかりました。要は、聞き手にとって、付加価値があるかどうか、ですね。付加価値がないつぶやきだと、よほど相手を好きでない限り、単にうっとうしい。でも、何か発言に味があるとか、あるいは新情報が含まれていれば、それはうれしい、ということですね。

勝間さんの言うことは、ホントにすごく正しいのですけど、これを常に意識していられる人というのは、多数派じゃないでしょう。

常に意識していたら、twitterはこんなにユーザー増えなかったはずです。

他の人のつぶやきを借りるとこんな感じ。

 リンク: Twitter / 山田進太郎: フォロアーに意味のある情報しか....

フォロアーに意味のある情報しかつぶやいちゃいけない、というのは心苦しすぎ 

 リンク: Twitter / えふしん: フォロワーを気にして....

フォロワーを気にして発言が抑制されるのは日本人的だけど絶対そうなるよなぁ。どっちかがフォローを切れば良いんだけどそれが出来ないバターン。人間関係とフォローは別と言う空気の醸造は必須なんだけど、そういうの日本人ぽくない。

で、実はtwitter、私は奥の方になんかわからないものがずっと隠れていると考えて、その使い方をそれなりにセーブしていたりしていました。

で、日本人として考えたときにそのtwitterの奥の方にあるものって、こういうことなんじゃないかと考えていました。

 リンク: なぜtumblrはtwitterに食われなかったのか?:[mi]みたいもん!.

twitterがこれだけユーザー数を増やしている背景には、日本人にはなかなか感覚的に理解しにくい、欧米人のステイタス表示にかける熱意というものがあると個人的には思っています。

つまり、欧米人的感覚だと「フォロワーに何かを伝える」ということがプライオリティとして、最上位にあるのではなく、「自分のステイタスを相手に伝える」ということが、まず最上位にあるんじゃないかということですね。

で、日本人は「空気を読む」なんて表現もあるぐらいで、相手にステータス表示するということを感覚的にあまり理解できないんじゃないかと思うんですね。

実際、メッセンジャーにはステイタス表示の切り替えが大抵6種類ぐらいあって、私なんかだと、オンラインとオフラインだけでいいじゃんとか思うんですが、彼らはそれじゃ困るから、あんなにいっぱいステイタス表示の種類があるんでしょうね。

ところが、twitterには140文字制限(140バイト制限じゃない!)という文字数制限ってものがあるんですね。

で、制限はクリエイティブの母というぐらいで、文字数が制限されればされるほど、才能を発揮する人と言うのは、短歌と俳句と川柳を生み出した国なので、やっぱりいるんですよ。

それに、その文字数制限というルールに日本人ほど慣れ親しんでいる人たちもいないわけで、日本人の場合、twitterはツールとして性に合ってるんじゃないかと思ったりもします。

ということで、欧米でのtwitterの使われ方と、日本人でのtwitterの使われ方というのを、同じカルチャーとして考えるのは、かなりまずいんじゃないかと思っています。

ということで、考古学的レビューブログとしては、平安時代の短歌を未だに楽しむ人がいる国で、このtwitterのログがどう展開していくのか、とても楽しみにしています。

さて!

勝間さんtumblrにも興味を示したようです。さて、こっちはどういう展開になっていくんでしょうね。

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投稿:by 2009 07 20 01:49 AM [twitter,ツイッター] | 固定リンク

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