トップ > Webメディア > ネットメディアを理解するために読んでおきたい4冊の本+1
いしたにまさきの新刊:HONDA、もうひとつのテクノロジー ~インターナビ×ビッグデータ×IoT×震災~ 01 それはメッカコンパスから始まった|Honda、もうひとつのテクノロジー 02 ~インターナビ×GPS×ラウンドアバウト~ 運転する人をサポートすること|Honda、もうひとつのテクノロジー 03 ~インターナビ×災害情報×グッドデザイン大賞~ 通行実績情報マップがライフラインになった日
2009.07.24
ネットメディアを理解するために読んでおきたい4冊の本+1
ツイート
|
![]() |
ネットメディア、もしくはミドルメディア、もしくはマジックミドル。この辺をメディアとして理解するのは、けっこう大変です。
なぜなら、旧来メディアの束縛とか、もろもろのことを吹き飛ばしつつ、新しいことを理解しないといけないながらも、実は10年ぐらいの歴史は既にあるからです。
ということで、以下の4つの分野でそれなりの知識や経験がないと、なかなか理解できないと思います。
- テクノロジー
- 思想
- コンテンツ
- メディア
ということで、今回はこの視点で4冊、自分で読んでおいて良かったと思っている本を紹介します。
【テクノロジー】
いきなりエンジニアでもない人にとっては難敵です。私は初回はまるで意味がわかりませんでした。でも、あきらめずに3回ぐらい読むとネットのいちばん根源的なロジックがわかるようになると思います。で、エンジニアじゃない人は後半のBINDの詳細な部分は読まなくていいと思います。
私が読んだのは第1版ですが、最新版でも大事な部分は変わっていないはずです。だって、そこわからないと絶対わかりませんからね。
【思想】
ネットのことだけ考えていても、ネットの思想はわからないという意味では、この本ほどいい案内本はないと思います。
▼アンビエント・ファインダビリティ―ウェブ、検索、そしてコミュニケーションをめぐる旅
既に古くなっている部分がないわけではない本ですし、最新のサービスのことなんか何にも載ってませんけど、そんなことどうでもいいです。大事なのは考え方ですからね。
【コンテンツ】
マスがコンテンツを供給してきた時代はありました。でも、もう時代は変わったのです。そして、そのコンテンツはどの現場で生まれているのか?
この『フラット革命』で書かれていることは基礎教養として、当然身に付けておくべきです。
【メディア】
さて、いよいよメディア。ええ、いちばん厄介なのがメディアです。なぜならメディアはこれまでの分野の上に立つ集大成であり、しかも困ったことにその表面です。
ということで、ここは最新本が必要です。で、これもラッキーなことに日本のネットメディアをこの人以外に書かせてどうするという人の言葉が本になっています。
そして、この本ももはや常識をして、受け入れておくべき内容になっています。
最後に!
じゃあそもそもWebってなんなのさ?というところから、はじめた方がいい人もいるかもしれません。
ええ、大丈夫です。最高の本があります。
現役のエンジニアであり、研究者が書いた本でありながら、岩波ジュニア新書であることもあり、Webについて、これほどわかりやすい本は未だに出ていないと思います。
そう、週刊こどもニュースが実はいちばんニュースの意味が分かりやすいことがあるのと同じです。全身全霊でおすすめ。
« 夜トコ04:tumblrパート報告と「tumblrとは何か?」のスライド公開 | トップページ | ブログに簡単に設置できるコメント付きのかわいいtwitterバッジ »
投稿:by いしたにまさき 2009 07 24 04:00 PM [Webメディア] | 固定リンク
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
この記事へのトラックバック一覧です: ネットメディアを理解するために読んでおきたい4冊の本+1:
» 9冊まとめて感想を書いた(『ツイッター 140文字が世界を変える』ほか) from アルカンタラの熱い夏
ムツゴロウの雑食日記 (文春文庫)著者:畑 正憲販売元:文芸春秋発売日:1990-04クチコミを見る
下北沢の一番街の古本屋で30円で買った本。これが、かなりよかった。解説を引用するとこんな感じ。
ライオンの食べ残したシマウマの生肉、生まれ落ちたばかりの仔馬の蹄、冬眠....... 続きを読む
受信: Oct 12, 2009, 2:33:53 AM