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2009.09.25
レーティングに☆評価なんて無意味だったじゃん!と既にある解決策
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ほら!言わんこっちゃない。やっぱり☆5段階の評価システムなんて無意味だったんですよ。
こういうことをやっとデータを元に言ってくれるサービス(しかもYouTube)が出てきてほっとしています。
リンク: YouTubeが5つ星級の発見:評価システムは無意味だった .
上のグラフは笑える。これは、YouTubeのビデオをユーザーがどう評価しているかを表したものだ。ご覧のとおり、1つ星が少しと大量の5つ星があって、2、3、4は事実上ゼロだ。というわけでYouTubeが今日(米国時間9/22)のブログ記事で、スターシステムはビデオの評価には必ずしも適していないことを認めた。
これは、簡単なことだと思います。私も含めて、専門的に日常に特定のジャンルを評価してでもしていない限り、素人のレーティングなんて、その気分(雨とか、あんぱんうまかったとか)でぶれるんですよ。
だから、けっきょく最高と最低でしか評価できないわけです。で、これをユーザー側の責任とするのは、大違いでこれはシステム側には、われわれユーザーからの多種多様なログデータがあるわけですから、それを「見える」形にしてくれればいいだけのことです。
つまり、ユーザーが日々そのサービスを利用している行動から、評価につながるログデータを抽出して、勝手によしなにしてくれ!ってことです。
で、それはもうとっくに実現しているサービスがあるので、紹介しておきます。
まずは、Google readerのトレンド機能。
佐々木さんの本『仕事するのにオフィスはいらない』でも、紹介されているので、知っている人も多いと思います。
具体的には以下のようなデータをGoogleは取得しています。
そして、その結果を反映して、ホームに出てくる購読RSSの出現順位を日々変更してくれるわけです。
その余りにも自然な動作に、この機能に気づいてない人もいるかもしれません。そして、そういう人が多ければ、Googleの仕様の勝利ですね。
そして、この手の評価システムではいちばん成功しているというか、いちばん複雑に中身にまで踏み込んで、巧妙に動作しているのが、iTunesの「GENIUS」機能です。
Genius Mixは、自分のiTunesの音楽ファイルから、適当にミックスをつくってくれます。私のミックスをさらしておきますが、けっこう内容が反映されています。
さらに、1つの曲をキーにしてミックスを作ることもできます。設定で変更可能ですが、私は大抵50曲で作ってます。これも2つほどさらしておきます。
中には「なんで?」という曲が混じることもありますが、自分の音楽ファイルの中から抽出しているわけですから、ある意味、この「なんで?」も自己責任です。
ただ、やはりというか残念なのは、洋楽の方が遥かに精度が高く、邦楽に至ってはちょっとマイナーな曲だとそもそもミックスを生成してくれません。
まあ、水谷麻里さんもホントに21世紀まで愛されるとは思ってなかったでしょうから、仕方がありませんね。
リンク: 【A面】犬にかぶらせろ!: ニューメディア時代と水谷麻里の21世紀.
で、水谷麻里の話はどうでもいいですけど、今後のWebサービスの評価システムというのは、早晩こういうものにどんどん変化していって欲しいと願っています。
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投稿:by いしたにまさき 2009 09 25 01:30 AM [ロギングされる僕らWebサービス動画,youtube] | 固定リンク
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