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2009.11.25
菊地成孔の「わたしが子どもだったころ」があまりにもすばらしかった
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今NHKの中でも、最高のクオリティを誇る番組のひとつが「わたしが子どもだったころ」。この番組については、過去に書いたことがありますが!
最高傑作の回が出てしまったかもしれません。
リンク: NHK|総合これまでの放送 わたしが子どもだったころ.
あでやかでエキゾチックな音色、JAZZ界の鬼才といわれるサックス奏者、菊地成孔(なるよし)。少年時代に過ごした港町のわい雑な風景、様々な人間模様が彼の人生の根っこにあった。
菊池さんが歌舞伎町を背景にしながら、以下の様なことをやさしくいとおしむ様に話していました。
- 状況を理解すること
- 状況に甘んじること
- 状況は自分で選択すること
世界は自分が作ったものでもないし、世界を自分が受け入れることも大事だが、同時に世界は自分で再構築するものだ、ということを子供時代の経験を元に話ができる人と言うのは、なんという人なのだと思う。
ホントは親が実地で教えてくれるのがいいんだけど、ぼくは街に教えられた
こうはっきり言える人というのは、なんとうらやましいことか。ふるさとや育った街への帰属意識が私はひどく低いために余計にそう思います。
そして、なんとなく不思議だったお兄さんの菊池秀行さんとの関係も話されていて、謎がひとつ解けた気分です。
とにかく、菊池成孔さんの語り口から受ける印象と、子供時代のエピソードからから受ける印象が地続きでした。
これがきっと菊池さんの持つ才能のひとつの現れなんだろうし、その才能を誰からでもなく、ちゃんと子供時代から自覚的に自分で抱えてきた人のすごさを味わった回でした。
冗談抜きで、このままDVDでもなんでもいいから発売して欲しいものです。菊池さんの音楽も文章ももう一度新鮮に味わえそうなぐらいですからね。
▼東京大学のアルバート・アイラー―東大ジャズ講義録・歴史編 (文春文庫)
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投稿:by いしたにまさき 2009 11 25 05:47 PM [映画・テレビ] | 固定リンク
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