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2009.11.09

THIS IS ITの凄みとはドキュメンタリーとしての凄みである




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マイケル・ジャクソン(と楽しい仲間の)THIS IS IT。先週、川崎のIMAXで見てきました。見に行った理由は、ひどく単純でツイッターでこんなものを目にしてしまったから。

そして、そのつぶやき主のブログで事前情報も少し入手しつつ、見に行ったわけです。

 リンク: Digital Ordinary Days: マイケル ジャクソン THIS IS IT.

多くの人にとって、「MJが残した愛の大切さ」のようなテーマを持ち出すだろうが、私にはそれは正直どうでも良かった。わたしは、これは見る人それぞれにとって、創造するということがいかに大切かを教えてくれる映像なんだと感じた。

結論を先に言いましょう!

このTHIS IS ITという映画は、作品ではないことに意味がある映画です。どういうことかというと、マイケル・ジャクソンのパフォーマンスを味わうためにフィルムコンサートのつもりで見に行くならやめておいた方がいいってことです。

ライヴ・イン・ブカレスト [DVD]
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パフォーマンスを味わうなら、DVDでも見ればいいわけです。

このTHIS IS ITという映画は、誤解を恐れずに言えば、要するにドキュメンタリーなわけです。

ドキュメンタリーというのは、何かを伝えるを目的として作られます。では、このTHIS IS ITでは、何を伝えたかったのでしょうか。

それはものを作るという現場において、クオリティを上げるとはどういうことか?ということを伝えたかったのだと思います。

で、クオリティの話をしたいのですが、その前にそもそもなぜこの映画が公開されたのか?ということを考えておくべきでしょう。

THIS IS ITという映画は、マイケル・ジャクソンという人が死ななければ公開されなかった映画でしょう。

Thisisit

 リンク: マイケル・ジャクソン THIS IS IT - オフィシャルサイト.

それは、何もライブツアーを前にして死んだからとかそういう意味じゃありません。マイケル・ジャクソンが生きていれば、われわれが目にするはずだったのは、THIS IS ITというドキュメンタリーの後に上演されたライブだったはずということです。

つまり、マイケル・ジャクソンが生きていれば、こういう裏側の映像なんて表に出るわけがないはずなんです。

ただ、このリハーサルをやっていたスタッフの気持ちを考えると、もちろんこれは商売ってのもあるでしょうが、それよりも「マイケル・ジャクソンとはこういう人だったんだ」ということをどうしてもマイケル・ジャクソンのファンとシェアしたかったんじゃないかと思うわけです。

そう考えれば、2週間期間限定公開の予定であったこともわかります。だって、これはマイケル・ジャクソンの作品じゃないんですから、いつまでも見せるもんじゃないでしょう。

そう!2週間の期間でも見にくる様な人だけに見てもらえばいいということです。

さて!

THIS IS ITには作品のクオリティを上げるためにやるべきことへのヒントがたくさん詰まっています。

以下、列挙しておきます。一部、感覚的な言葉になっているのはすいませんが、こう書くしかないと汲んでもらえると幸いです。

  • 動くものは徹底的に動き、動かないものは徹底的に動かない
  • 余計なものはどんどん排除する
  • 流れを大事すること、中でも余韻はいちばん気をつけるべきこと
  • 自分の感覚からくる違和感にできるだけ忠実に周囲に伝えるためには、徹底的に言葉を選び、どこまでも丁寧に説明せよ
  • 指示は全身全霊で
  • give you all

THIS IS ITの中で、私がいちばん感銘を受けたシーンがあります。

それはマイケル・ジャクソンがリハの中であってでさえも、ほぼ唯一歌いよどみイアーモニターに対する違和感を伝えるシーンです。

ここでも、マイケルはどこまでも丁寧に「インプットアウトプットのバランスが狂った」ということを伝えるために、慎重に言葉を選び続けます。

こういうマイケルの姿勢、それを受けるスタッフ、見るべきものはそういう姿であって、Loveとか地球とかパフォーマンスの出来映え(リハの本気と本番の本気というものは違うものです)なんてのは、その姿勢に比べれば、どうでもいいことだと思います。

そうそう、ギターを弾いていた娘さんをマイケルが鼓舞するシーンも、上記の意味でホントよかったですねえ。

アマゾンでもうDVDとBlu-rayの予約始まってますね。

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投稿:by 2009 11 09 01:19 PM [映画・テレビ] | 固定リンク

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