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2010.01.06
きょうから私は「コンテンツ・キュレーター」と名乗るかもしれない
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先日、2010年新春エントリーを書いたわけですが、なんだかまだすっきりしない、と思っているところに、こんな記事が目に入りました。
リンク: 「SMM、自社コンテンツに拘るな」コンテンツ・キュレーターという視点 >> 日本にソーシャルメディアの風を!.
「コンテンツ・キュレーター」という仕事から汲み取れる重要な指摘は、「ソーシャルメディアマーケティングにおいては、必ずしも自社コンテンツに拘る必要がない」、ということです。
おお!これはわが意を得たり!
ブログ以降の2008年までというのは、「生活を変えるテクノロジー」というのがどんどん生まれてきたと理解しています。
じゃあ、そのテクノロジーとプラットフォームの上で、何をどうするのさ?というつばぜり合いが本格的に始まったのが、2009年だったわけです。
- テクノロジーはとりあえずもうある
- プラットフォームはつばぜり合い大戦争中
- やっとコンテンツの出番
この流れは局所的にはラジオ業界からポッドキャスティングへのすり寄りという形で起きていたことですが、いかんせんもう流れを変えることができないので、紙媒体やらテレビ媒体やら、なんのかんのも巻き込みつつあるわけですね、はい。
ただ、既にラジオからポッドキャスティングという流れは、一部の幸福なものを除いては、ほぼ全滅していることからわかるように、「わーい!コンテンツ流せるぞー!」とか言って、はしゃぎながら突撃しても、そんなものうまくいくわけがない。
で、この文脈で、徹底的に考え方を切り替えないとダメ!と迫るのが、大ヒット中の『フリー』なわけです。
つまり、なんでもフリーにすればいいなんてものじゃなくて、もうフリーなんだから、いい加減に考え方を変えろ!ってことです。
ただ、状況としてわかりにくいのは、2つのものが同居しているということ。
- すでに考え方を変えてしまったので、当然産まれるコンテンツ
- 対応しないとまずいから、とりあえずで産まれたコンテンツ
前者で言うと、生活を変えるテクノロジーから産まれるコンテンツが、生活にどう影響するのか?ということを、ある特異状況で描こうとした野心作が『ドーン』ということなんだと思います。
▼ドーン
さて、いい加減に新年気分も抜けたいのですが、これも書いておきます。
テクノロジー→プラットフォーム→コンテンツが切れ目なく動いているということは、実はマネージメントこそ、実行の要です。
つまり、戦略じゃなくて戦術。だって、やらなきゃいけないことなんて、ほぼ決まっちゃっているわけですから。
ということで、別途また詳しく書きますが、局所的に起きたロジックは戦術的には全面展開可能だということを最高にさわやかに描いた、これも野心作の『もしドラ』も、ぜひどうぞ。
▼もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
さて、ホントに「コンテンツ・キュレーター」と名乗るかどうかは、次の名刺の発注の時に考えるわけですが、そういえば、私はホントのキュレーターの資格も一応持っていたのでした。
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投稿:by いしたにまさき 2010 01 06 05:38 PM [コンテンツ・キュレーター] | 固定リンク
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