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2010.04.21
コナンの飛行船とツイッターとコンテンツのコンテキスト横軸理解
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日曜日に団地やジャンクションで有名な(どんな紹介だ?!)大山総裁の写真のワークショップに参加してきました(これはすごいワークショップだったんだけど、それはまた次の機会に)。
リンク: 大山顕の二ヶ月間ですごい写真を撮るワークショップ~第一回目浅草集合~お台場船移動ワークショップ!.
その道すがらの船上で、名探偵コナンがプリントされた飛行船をみかけた。
写真でわかりますよね。
これすごいデカイんです。で、どう考えても広告目的。
ちょっと、調べてみたら、どうやら人も乗れる飛行船。そこに広告を出すこともできるということになっているらしい。
リンク: 日本飛行船/飛行船クルーズのご案内.
ただね。
晴海埠頭なんかにこんな飛行船が留まっていたら、そりゃ誰でもパト2のことを思い出すに決まっている。
▼Patlabor: The Movie 2 機動警察パトレイバ (1993) - Trailer
リンク: 機動警察パトレイバー 2 the Movie - Wikipedia.
そしてある雪の朝、埋立地から3機の戦闘ヘリが飛び立つ。その後、都内の通信施設・橋梁は次々に破壊され、さらに東京上空を周回する3機の無人飛行船から妨害電波が流され、都内に展開した自衛隊部隊は情報が途絶し”孤立”していった。
▼EMOTION the Best 機動警察パトレイバー2 the Movie [DVD]
ただ、そんなことを思うのも、実は一部の人間らしく、次の日ツイッターのタイムラインを眺めていると、このコナンの飛行船の話がちらほら出てきていた。
で、ちょっとツイッター上で「コナン 飛行船」で調べてみた。すると、まあ出てくる出てくる。
目撃情報を見ているのも面白いが、このまとめを見ているだけで、この飛行船が今上映している映画の中に飛行船が出てくるところに由来していることなんかもすっかりわかってしまったというのは、なんともすごい話。
リンク: 名探偵コナン 天空の難破船(ロスト・シップ) OFFICIAL SITE.
もちろん、この飛行船にひっかけてパト2の話なんかしている人はいなくて、写真を撮っている人がいっぱい。
そりゃ、飛行船飛ばすんだから、こういうコンテストぐらいはやりますよね。
リンク: 飛行船名探偵コナン号フォトコンテスト.
おまけに、飛行船を飛ばすことを仕事にしている人まで発見してしまった。
リンク: Laula (satominwa) on Twitter.
飛行船(絶滅危惧種?)を飛ばしております。
と、要するにツイッターの利用者のすそ野の広がりを実感することになったわけです。
で、同時に思うのは、そろそろネットとリアルの対立構造でコンテンツについて考えるのはやめておいた方がいいんだろうなということ。
ネットとリアルの対立構造はそりゃコンテンツ供給側には未だにあります。でも、消費するユーザー、利用者の側はもうそんなことでは見えないんじゃないかということです。
ツールという縦軸ではなく、コンテキストとかコミュニティの横軸で考えた方が、現実に近づくことはできるんだろうなあと(だから2009年末に今年で枠という意味でのネットカルチャーってのは終わったって言ったわけなんだけど)。
このテーマは、まだまだ深堀の必要があるとは思いますが、こういうことを思う機会というのは、実際増え続けていると思うのです。
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投稿:by いしたにまさき 2010 04 21 10:34 AM [映画・テレビ] | 固定リンク
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