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2010.04.09

「古←→今(むかしといま) 比べてわかるニッポン美術入門」という最高にバランスのいい美術入門




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ほとんどジャケット買いで購入した「古←→今(むかしといま) 比べてわかるニッポン美術入門」。

買って正解。ちょっと時間のあるときに、こういう本が手元にあるというのは、とてもありがたいという類いの本です。

DSC00456.JPG

本の構成としては、日本美術の特徴でもある「見立て」を中心にして、いろいろなテーマを切り口にして、古典の日本美術と現代の日本美術を、まさにこの表紙の様に比較しています。

そして、その比較がそのまま、日本美術のこの10年のトレンドを鮮やかに映し出しています(というか普通に選ぶとこうなるしかないのかもしれない)。

ただ、特にあんまりアート関連のことを知らない人に勘違いされてしまうんじゃないかな?と思えるのは、現代美術にトレンドがあるのは、わりと誰にでも理解されると思うのですが、古典にもやっぱりトレンドがあるんですね。

で、それはもちろん別に生み出される作品や作家のトレンドではなく、展覧会としてのトレンド。表現を変えると再評価としてのトレンドです。

奇想の系譜 (ちくま学芸文庫)
奇想の系譜 (ちくま学芸文庫)

結局、古典というのは、現代の文脚で再度読み取りという目線でこそ、真の威力を発揮するわけです。

だから、古典にもトレンドがある。

で、この本には、その古典のトレンドもしっかり入っているということです。本にそれは明記されていないですが、そういうものとして読んだ方が、理解としては正しいんじゃないかと思います。

とにかく、なんとなく日本美術、それも古典美術も現代美術もなんとなく興味あるんだけど、何を手始めに読んだらいいかわからない!という人にも!

いつも好きで見ているんだけど、なんとなく基礎教養が足りてないんじゃないか?という人にもおすすめできる1冊です。

ホント、すごーーーくバランスいいです。お見事。

古←→今(むかしといま) 比べてわかるニッポン美術入門
古←→今(むかしといま) 比べてわかるニッポン美術入門

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投稿:by 2010 04 09 09:32 PM | 固定リンク

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