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2010.06.09
電子書籍のリッチ化とマイクロ化のお手本はAKB48にある
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電子書籍などに代表されるこれからのコンテンツについてグダグダ書いていたところ、ちゃんとJDが返してくれていて、なんともありがたい限り。
リンク: 電子書籍はリッチ化とマイクロ化の両方が必要 - webdog.
ただそうしたマイクロ化と同時にリッチ化も必要に思う。目減りした分を厚みで補うのだ。十両編成の新幹線が無理なら、二階建て車両で五両編成にすればいい。
そう、マイクロ化したコンテンツでは、コンテンツは時間軸の面積で考えることが大事で、あとはここに前段発射と最適化を入れ込めば、ほぼ送り手の姿勢としては準備万端です。
書き手としては、ここに具体例を出したいなあと思い悩んでいたところ、やっぱり具体例ってちゃんとあるんですよ。
そう、AKB48です。
【マイクロ化】
- 1軍、2軍制度導入によるメンバー数の増加
- 1軍、2軍以外のユニット
- メンバーをそれぞれ複数事務所に所属させる
【リッチ化】
- テレビ、ラジオ、雑誌などのメディア露出
- 劇場での現場での交流
- 握手会などでのリアル接触
- 総選挙でのメンバー編成への参加
お見事ですね。しかも全部計算通りなのがすごいです。
で、AKB48について、もっとちゃんとまとめなきゃと思っていたところ、私なんかよりもはるかに最適な人がまとめていてくれました。
リンク: 【レビュー・書評】AKB48総選挙公式ガイドブック [編]秋吉敦司、FRIDAY編集部 - 売れてる本 - BOOK:asahi.com(朝日新聞社).
作り手と受け手の主従の転倒。まさに現在のメディアの状況そのものである。秋元の手法に状況が追いついてきた。
先日、このAKB48総選挙の得票数をテレビで見かけました。
その得票数はまさにロングテール(トップ2に対して20位の得票数は約10分の1)になっていて、その状況に数字はウソをつかないなあと思ったりもしました。
で!
そう、秋元康はホントすごい。
ちょっとなんの番組だったか思い出せないんですが、何かのテレビ番組で今のメディアとコンテンツの関係について何人かがコメントしていました。
的外れな意見や核を外した意見が続く中、秋元康だけが、完全に的確にコメントを残していて、マスのど真ん中にいる人からそういう意見が出てきたことを、ほぼ恐怖の様に見ていたことを思い出しました(どういう話だったのかを思い出せなくてすいません)。
もう1回言いますね。
秋元康はホントすごい。
あ、AKB48の中では私は篠田ファンです。
ということで、ホントに今年こそは一度アキバの劇場に行きたいものです(懇願)。
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投稿:by いしたにまさき 2010 06 09 01:30 PM [電子書籍] | 固定リンク
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