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2010.06.02

iPadは「CD-ROM」の再定義に留まるべきではない




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以前に「時代は再定義」とうっかり書いてしまったわけですが、まさにそうとしか思えないことが次々に起こるので、困ったものです。

iPhoneがPDA(Newton)の再定義だったように、iPadも何かの再定義なはずなんですね。

それをハード面で考えると、以前に書いた「小さい黒板」となるわけです。

でも、そんなことみんなとっくに分かっているけど、iPadで大事なのはソフト。

Google IOなどの結果を見てもわかる様に、GoogleがWeb Appに舵を切っているのに対して、アップルは今のところローカルアプリに重きをおいています。

じゃあ、このローカルアプリってなんの再定義なのかというと、それはもうJDが書いてしまっている。

 リンク: iPadの重さで「書籍」はないだろう。「電子書籍」以外の名称が必要 - webdog.

これが二十年近くも前のCD-ROMタイトルなのだから驚きである。

そう、iPad版のWIREDiconが見せてくれたものも(その500MBという容量も)、なんというか残念なことにCD-ROM時代に見たもの以上でも以下でもないのですね。

もちろん音楽配信の次はパッケージ配信なのは自明で、PCだと動作保証とかくそめんどくさいので、最適なデバイスとセットで提供するというのがiPadのリベンジなわけですね。

でも、そこで終わってもいいのか?とも同時思うわけです。

と同時にここにどん詰まりの正体も埋もれているのではないかと思うわけです。

 リンク: Twitter / ジェット☆ダイスケ: 任天堂は毎回ファミコンを再発明する.

任天堂は毎回ファミコンを再発明する

これは全くもって正しいのだけど、結果が据置のゲーム機のどん詰まり。つまり再発明じゃあ、もう先が見えてこないわけです。

となると、実はソフトではなく、やっぱりコンテンツで考えていかないといけないわけです。

 リンク: iPadの電子出版についてnobiさんと語ったログ - Drift Diary XIII.

nobiさん:うん、一番、大事なのはシンプルなこと、
パフォーマンスがいいこと、そこだけ徹底してやれば
drikin:へたに余分な開発会社にかね落とすくらいなら、縦書き対応するように
nobiさん:
後は実は、むしろコンテンツの中身(とくに文字以上に写真)
drikin:Appleに働きかけて、
nobiさん:
の勝負

デジタル化ってのは、フォーマット化・パターン化するってことで、それがネットに乗るということは、それが流通するってこと。

ということで、iPadの再定義をソフト面で考えると、それはソフトウェアではなく、やっぱりコンテンツと流通だと思うんですね。

で、実はそこに大成功した先輩がいますね。

そう!ブログです。

 リンク: 電子書籍時代の「正しい」書籍の売り方 - duck75のはてなダイアリー.

だったら本質は何かと言えば、例えば林さんがその近著で言われているように、コンテンツマイクロ化、 ということだと思います。

人々はもはや、「抱き合わせ商品」には魅力を感じず、それぞれが気に入ったものだけを、主体的に、小分けされたコンテンツから選択して、組み合わせて楽しむ、というラ イフスタイルに移行しつつあります。

そしてこれは、必然か、たまたまか、ネッ トデジタルコンテンツにものすごく向いている、ということだと思います。物理的な制約があると、小分けがコスト面などなどで難しくなるし、また、「検索」という必殺技デジタルでないと使いにくいです。

ブログってのは、別に書き手に自由を与えることでも、自由な書き手が表に出てくることでもなく、Webコンテンツのマイクロ化とRSSによる流通だったわけです。

だから、ブログである記事が有名になると、まずはブログではなくその記事そのものが有名になるわけです。

ツイッターにもその可能性は秘められていますし、『ツイッター 140文字が世界を変える』でも、コンテンツのマイクロ化については記述しています。

ツイッター 140文字が世界を変える (マイコミ新書)
ツイッター 140文字が世界を変える (マイコミ新書)

ただ、ツイッター検索がまだまだである点と、コンテンツの自律的な流通という意味では、やはりツイッターはコンテンツのサイズとして小さすぎます(飯野さんのアバターみたいな例外もあるけどw)。

ツイッターはマイクロ化が進んだ結果、むしろ書き手をクローズアップしていると言えるでしょう。

ということで、話がずいぶん色んなところに飛んでしまいましたが!

今後、iPadのアプリを評価する際には、コンテンツのマイクロ化と流通による再定義という2軸で考えていきたいと思います。

そう考えると、Webアプリやアンドロイドを進めるGoogleの戦略の方が、今のところ筋が良さそうに見えたりもします。

あ、そうそう。

ここで言う流通というのは、これはiTSでのアプリ販売の流通ではないことを、蛇足ながら付け加えておきます。

iPad ショック iPhoneが切り拓き、iPadが育てる新しいビジネス
iPadショック iPhoneが切り拓き、iPadが育てる新しいビジネス

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投稿:by 2010 06 02 03:30 PM [iPad] | 固定リンク

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受信: Jun 3, 2010 4:05:18 AM

 
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