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2010.10.04

磯崎哲也さんの「起業のファイナンス」が奇跡の様に読みやすい




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磯崎哲也さんの「起業のファイナンス」を献本いただきました。少し前にこんな本書いてるんですよーと、わくわくした予告をもらっていたこともあり、すごく楽しみにしていた1冊です。

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で!

届いたその日に全部読んでしまった。とても自分が本で書かれている中身を全部咀嚼できているとは思わないけど、とにかく読み始めたら一気読みでした。面白い!

さて、この本で書かれている内容。ものすごく乱暴に私が受け取ったのは、以下の様なもの(これは磯崎さんからのメッセージと言ってもいいのかな?)。

事業がうまくいくという話とお金がうまくいくという話はぜんぜん違う話だということ。

私はこんな風にしか表現できないのですが、会社全体のお金というものをいろいろな視点で見たことがないと、これがどうにもわかりにくいんですよね。

それを今回磯崎さんは起業の際に必要なお金ということをお題にして、これ以上ないほど丁寧に、しかもベンチャーでの経験が豊富すぎる磯崎さんが解説してくれるわけですから、ちょっとこれ以上の組み合わせって、考えにくいほどです。

もうひとつ、普段金融に触れていないとわからない話があります。それがお金の流れというやつです。これも丁寧に書かれています。

この本では、お金の流れは例えば、こんな風に解説されます。

SDIM0110.JPG

それにしても「日本の資金循環マンダラ」って、ネーミングが素敵すぎる。

どのお金がこうなってああなるってことは、自分で理解するには、他の具体的な事例が必要なんでしょうけど、お金には流れがあるってことを理解しておくだけでも、いろいろと見方は変わってくると思います。

さらにお金にもやっぱり適材適所ってものがあります。とにかく集めればいいというものではないんですね。

お金のそういう部分を磯崎さんは、例えばあとがきでこんな風に表現しています。

そして、土から芽を出したばかりの双葉に水をジャブジャブ与えても根が腐ってしまうだけです。

水道管の末端で必要な時に必要なだけ水を散布するインテリジェントな「スプリンクラー」(ベンチャーキャピタルやエンジェルなどの投資家やベンチャー実務の専門家等)が重要なのです。

さて!

実は、磯崎さんすげーっとうなりまくってしまったのが、実はここまで書いてきたことではなくて、この本がバカみたいに読みやすいというところにあります。

金融に関する本って、とにかくなんかよくわからないけど、とにかく読みにくい、何が書いてあるのかわからない。

ネットの技術書みたいに、サンプルコードとかサンプルプログラムなんていう成果物があれば、まだ理解しやすくはなるんでしょうけど、そういうものがついている金融書ってあるんだろうか?

起業のファイナンスというタイトルではありますが、企業のお金に興味のある人はぜひ一読しておくと、お金に関することへの膜が1枚取れる気持ちになることでしょう。

あとは、この本を入口にして、さらに細かい話は、それこそ専門家に相談するか、専門書を見ていけばいいわけですからね。

最後に本の中で、磯崎さんが明らかにソーシャルメディアとクラスターについて触れている箇所があります。

ぜひ、磯崎さんにはソーシャルとお金というお題で次回作をお願いしたいと思いました。

私がどこかのタイミングで、またお金について考えなくてはいけないときには、きっと必要な箇所を再読すると思います。こんな素敵な本を磯崎さんありがとうございました。

起業のファイナンス ベンチャーにとって一番大切なこと
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投稿:by 2010 10 04 12:33 PM [書評] | 固定リンク

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