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2010.11.17
facebookの新メッセージ・システムがいろいろ示唆に富すぎていて困る
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どんどん、もうひとつのインターネットの色合いを強めていくfacebook。そのfacebookから新メッセージ・システムが発表されています。
リンク: Facebook、新メッセージ・システムを発表―キーワードは「シームレス、シンプル、ソーシャル受信トレイ」.
シームレスなメッセージ機能、会話の記録、ソーシャル受信トレイだ。 ユーザーはどんなフォーマットでも利用出来る。メール、チャット、SMS、すべて新しいメッセージ・システム中に含まれている。
新メッセージ・システムの優先登録は以下から。
リンク: Facebook | Facebook Messages.
facebookがこういうことを考えるのも当然で、まずはすでに多くの人が現状のfacebookのメッセージを日々使っていること。多くのお客さんがとっくにいるということですね。
次に、それ以外のコミュニケーション手段であるメールが、たしかにいかんせんもう古臭いものになっているということ。
リンク: ザッカーバーグ曰く「私たちのシステムはメールキラーではない。が、結果的に死んでいく・・・ 」.
もちろん続けて彼は、将来Facebookシステムが人々のコミュニケーション方法を根底からくつがえし、いずれメールの価値は下がっていくと語った。
たしかにメールはめんどくさい。facebookだけでなく、twitterのDMも同じ役割はしていて、誰かに何かを使えるために、いちいちメールアドレスを探さなくて済むのであれば、それにこしたことはないわけです。メールに件名入れるのすらめんどくさい。というかバカらしい。
mixiが最初にブレイクしたときだけでなく、コミュニケーション主体のサービスが流行した際には、こういったことは過去に何度も起きてきました。ただ、それをやるのがfacebookだとちと事態は深刻。
最初に書いた様に、facebookはどうにも「もうひとつのインターネット」を目指している様に思うからです。つまり、オープンの敗北の危惧です。
何をグダグダと危惧しているのかというと、端的にまとめられていたので、引用。
リンク: 2010年代の「銀河通信」を考える - ARTIFACT@ハテナ系.
これからも、ネットでは、オープンなコミュニケーション最高!という流れと、いやいやコミュニケーションは限られた人とだけでいいよ、という反発がせめぎ合っていくに違いない。
実際にはオープンとクローズドがほどほどに使い分けられていくだろうが、オープンなコミュニケーション最高!な人はクローズドなコミュニケーションの重要性を理解して欲しいし、オープンさはいらないという人は、ネットには知らない人と繋がるダイナミズムがあるというのを理解して欲しい。
ネットの特性を考えると、オープンが失われることほど恐ろしいものがありません。このオープンであることが、ネットをここまで推し進めてきたわけです。
宣伝めいてすいませんが、それがなきゃ「やめない」ということも考えられない。
ただ、オープンには危うさもあることも事実なので、バランスを取ることが大事なわけですが、ここに広告が絡んでくるから、さらにやっかいなことになります。
リンク: GoogleがFacebookに負ける(かもしれない)理由 | WIRED VISION.
一方、検索大手の米Google社にとって、長年の敵はMicrosoft社やYahoo社だった。しかしGoogle社は、検索市場でこれらの敵に勝利したものの、真の闘いではゆっくりと勢いを失いつつある。真の闘いとは、ディスプレイ広告という市場であり、そこでの敵は、大学の学生寮で生まれたFacebookだ。
オープン、オープンと言ったって、どっかに泉があるわけではありません。どっかに源泉が必要。オープンを最大に活用し、同時に利用しているとも言えるGoogleのお金の源泉である広告プラットフォームにも影響があるわけです。
記事で指摘されている様に、コンテンツマッチだけでは広告を最適化するには、明らかに個人の情報量が足りない。facebookのホントの恐ろしさはそこに切り込めるだめのものを持っているからなわけです。
要するにネットはこの先もっと息苦しくなっていくのではないか?ということですね。
クローズドでいいじゃないという人たちには、この怖さを想像して欲しいし、オープンでいいじゃないかという人たちには、オープンの源泉が壊れる可能性があることも想像して欲しいと思ったりもするわけです。
さて、最後にもうひとつ。
こういうの撮りたい。 http://goo.gl/GbaEw
こういう感想がふと漏れてしまうぐらいに最近のWebサービスの製品紹介ビデオはホントすばらしい。今回のfacebookの新しいメッセージの動画以下。
推測するに、デジタル一眼で撮影された動画。しかも、動画クオリティほどは予算がかかっていなさそうな気配がします。
PC(やモバイル)で、Webのことを動画で理解する、こんなこと少し前では想像もできなかったことです。ということで、この辺の領域もいろいろと真剣に考えておかないといけないですねえ。
【追記】
この記事にすぐに反応してくれた人たちがいましたので、ご紹介。
@masakiishitani Google Waveが目指していたものととても良く似ている気がします。Waveを「やめない」でいてくれたらなぁ。
そう、Googleもそこを放置しているわけじゃなくて色々とやろうしているんですよねえ。ああ、Waveもう少し育ててもたしかによかったよなあ。
この話題、「コミュニケーションは媒体かそれともメッセージか」というせめぎ合いとして読み解いても面白いです RT @masakiishitani: facebookの新メッセージ・システムがいろいろ示唆に富すぎていて困る http://bit.ly/cFPYor
ホント、この問題は根が深くて困ります。
@masakiishitani 「おばあちゃんはメールなんて使えない」という時代が過ぎ、「おばあちゃんは Facebook しかつかえない」という時代の幕開けにみたいで悩ましいです
とっくに、日本はおばあちゃんはらくらくフォンしか使えないになっているのかも…。
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投稿:by いしたにまさき 2010 11 17 01:12 PM [facebook] | 固定リンク
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