2010.12.23

Twitterのフローデータをログ化するKiznaがiPhoneアプリリリース延期の英断

１１月末から、クローズドベータのテストも始まっているKizna for Twitter。

　リンク: Kizna for Twitter.

私も、このテストに参加しています。テスト当初から、完成度についてはなかなか高いものがあり、そうは言いつつも、twitterクライアントには強敵がいっぱいいますから、テストを繰り返すことで、いいものにしたいということです。

さて、私の知っている範囲ですが、このKIZNAの書籍の初出は、以下の本のはずです。

▼ネットで成功しているのは〈やめない人たち〉である

「やめない人たち」の中で、ログにおけるフローな情報とその情報の扱いとは？という辺りでKiznaが登場しています。

ツイッターをログ化するクライアントなんて、他にないですからね（というか普通やろうと思わない）。

ツイッターのログ化というのは、Kiznaのたくさんある機能の中でも、DMやReplyに関係なく、ある人とのやり取りとの履歴を一度に見ることができるヒストリー機能のことを差しています。

個人的には、この１点だけでKiznaを使う価値があります。一昔前のDMのことなんて、忘れてしまいますからね。

でだ！今回の問題はここからです。

１１月末にクローズドベータが始まっているので、そろそろ普通のベータ版、つまり一般公開がされるんじゃないかと思っている人もけっこういたはずです。

でも、ここでKiznaが他のツイッタークライアントと違うところが、今問題となっています。

リンク: Kizna for Twitter > Kiznaの現状とiPhone版のリリースについて.

Kiznaがユーザーの皆さまに快適な利用環境をお約束するためにも、サーバーの性能はとても重要です。そこでここ数週間、私たちの開発してきたシステムがどこまでの負荷に耐えうるかを見極めてきたのですが、その結果、現在稼働しているシステムでは、ユーザーの急増には対応しきれないであろうことが判明しつつあります。

そこで、Kiznaを一般向けにオープンするためには、ここで抜本的なシステムの再構築が不可欠であると判断いたしました。

KiznaはKiznaのサーバに、Kiznaを利用する人たちのツイッターログが蓄積されていかないと意味がないツイッタークライアントです。

だから、そのサーバのレスポンスはサービスの生命線です。

その生命線が不十分な状態でリリースしないというのは、判断としては早く使いたいという要求を考えるとつらい判断だったとは思いますが、ここは踏ん張るところだと思います（という、か、どうせ今まで待たされているんだから、あと少しですｗ）。

で、これと同時にKiznaのiPhoneアプリの公開も見送られています。審査通っているのに見送りって、これも普通じゃないですが、懸命な判断です。

　リンク: Kizna for Twitter > Kiznaの現状とiPhone版のリリースについて.

そこで、今回は誠に残念ではあるのですがiPhone版の公開を見送り、来年のオープンベータ公開の際にiPhone版を配布することに致しました。

で、ただ見送りじゃまずい！ということで、iPhone版のクローズドベータの公開も始まっていく様です。

　リンク: Kizna for Twitter > Kiznaの現状とiPhone版のリリースについて.

App Store経由でなく開発者向けのアプリ配布の仕組みを活用し、人数限定でKizna for iPhoneをお試し頂くこととしました。

配布対象となるのは、これまでのクローズドベータにご参加頂いている方々です。その中から、より頻繁にKiznaをお使い頂いているユーザー様から順番にアプリをお渡ししていきます。ウェブ版同様に、ご試用頂いた方には、ぜひご感想やご意見などを頂ければ幸いです。ツイッターのDM経由で順次お声がけしますので、お手数ですが@kizna_comをフォローして頂き、連絡をお待ち下さいませ。

ちょっと複雑になってきたので整理しておくと！

Web版のクローズドベータ→iPhone版のクローズドベータ（順番に配布）→いまここ→オープンベータ→正式リリース

とこんな感じになっていくはずです。

みなさん、あと少し待ちましょう。待っただけいいものが出てくるはずですから！

最後に！

かっこいい@hitoshiの超絶かっこいいプレゼンは、以下で超かっこよく見ることができますので、@hitoshiファンのみなさんはお見逃しなく！