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2011.06.02
秩父は見事に『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の聖地でした #anohana
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予告通り、秩父の『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の聖地巡礼に行ってきました。
時系列での移動の様子は、同行してくれたteramatさんのツイートまとめでどうぞ。
個人的には、聖地巡礼は3ヶ所目。おかげでだいぶ聖地巡礼の醍醐味というものがわかってきました。
聖地巡礼の良さというのは、ものすごく単純で当たり前のことなんですけど、そこに行かないとわからないこと、そこに行けばすぐにわかることがあることにつきます。
見るのが手っ取り早いので、アニメとの比較画面と見てください。
もう見事にそのまま。
より大きな地図で あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。聖地巡礼map を表示
そして、もっと大事なことがあって、事前や現地でもグーグルマップで場所を確認しつつ、1日行動していたのですが、現地が近づいてくると、まさに地図不要になるところです。
近づくと、場所が「ああ、ここだここだ!」とわかっていく感じは、現実に2次元の情報がぐぐっと入り込んでいく、なんとも不思議な感覚でした。
さて、なぜ地図なしで、土地勘のない私に場所がわかるのでしょう。それはまさに行けばわかることなんですが、一応説明しておきましょう。
アニメ制作側の方も、背景などを作りこんでいく前に、一度ロケをしています。ロケをしていく中で、「ここにキャラクターを配置したいな」という感じで、街を見ていくわけです。恐らく徒歩で探しているでしょう。
だから、その街でスタッフのみなさんはいい場所を探している歩いているわけですが、アニメというのはもちろん簡略化やデフォルメをするわけですから、どうして街の中でも、目立つわかりやすい場所になるわけです。
この辺りは街歩きなどの経験値の差が出てしまうからもしれませんが、そういったわかりやすいいい場所というのは、歩いていれば発見できるものなのです。
でねでね。
もうね、とにかく秩父橋。新秩父橋と旧秩父橋。ここが最高によかった。
秩父には観光地という側面もあるみたいなんですが、もっと大々的にここをプッシュすべき。
橋の下は荒川。
新秩父橋はいわゆる吊り橋です。片側から吊ってます。
そして、そのまま旧秩父橋に向かうのですが、その道がまたいい。
なんと、道は橋の下をくぐっており、新秩父橋の下から旧秩父橋が見えるのです。
ここも若者が隠れて集まるのにいい場所なので、そのうちこの場所も出てくるんじゃないかなあ。
そして、もう今はない旧秩父橋よりも、さらに古い秩父橋の橋脚だけが残っていました。
旧秩父橋に登っていくと、そこからも秩父セメントの工場が見えます。
新・旧秩父橋はV字に配置されているし、橋はもうひとつあるし、工場見えるし、ここホントいい。ここにしばらくいましたねえ。
橋をあとにしようとすると、そこにはこんな注意書き。たしかに、この橋の欄干になんか上ったら、まじで危ない。
そして、同時に秩父は札所巡りの土地だったりもします。それがOPにも出てくる定林寺です。
ここもいい場所でした。
明らかに表通りからひとつ隠れたところにあって、わざわざ行こうとしないといけない場所。隠れた待ち合わせ場所として、ゆきあつるこが使うわけです。
いわゆるお堂のスタイルなのですが、抜け道みたいなものがあるのも素敵。
でねえ、ホントアホだなあと思うんですが、秩父といえば秩父セメントで、武甲山なんですよ。そのことに秩父に行くまで全く気づいてなかったです。
ちょっと空がひらけている場所に出ると、どこからでも武甲山が見えます。
それに気づいて、戻ってきてから「あの花」を見ていると、けっこう背景の随所随所にちゃんと武甲山が描かれていますし、シーン転換の背景にも武甲山がうまく使われています。
さて!
今回はもろもろの都合で、車でさくっと行ってしまったのですが、西武線は西武線で盛り上がっている様です。
で、その鉄道の線路沿い。ここも物語の中では、大事な場所です
ここにも、注意書きがありましたよ。
さて、どうせなら秩父セメントの夜景でも撮りたいなと思って、また秩父橋に戻りました。
夕方になって、いい感じにどんどんなっていったのですが!
三脚立てて、秩父橋から秩父セメントを狙っていると、話しかけてくる地元の年配の方がいて、ちょっと話し込んだのですが、なんでもこの秩父セメントの工場、今はあんまり操業していないそうなんです。
たまに煙突から煙が出ているときもゴミを燃やす程度、当然夜間操業なんてしませんから、夜間照明なんかあるわけもないわけです。
てことは、夜まで残っていても仕方がないので、真っ暗になる前にもう1枚撮って、引き上げてきました。
他にも、平日だというのに聖地巡礼している感じの人たち、定林寺でも話しかけられた地元の人とか、いかにも秘密基地に通じてそうな道とか、いろいろとあるのですが、とりあえずここまで。
「あの花」の話が全部終わって、夏になったら、もう一度行くのもいいかなあと思いました。ロケットのお祭りもありますしね。
ということで、聖地巡礼で行ったのですが、すっかり秩父まで満喫したいい小旅行になりました。
結局、きっかけなんてなんだっていいんですよね。
なにかをきっかけにして、人がそこにいけばいい場所は、いつも再発見されることを待っているわけです。
それが今はたまたま聖地巡礼という形で、多くの人たちが動いている。いやあ、面白いものです。
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投稿:by いしたにまさき 2011 06 02 10:30 AM [聖地巡礼] | 固定リンク
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