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2011.08.30

Evernote trunk conferenceはEvernoteがプラットフォームのステージに昇格した証明だった:前半戦




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サンフランシスコで2011年8月18日に開催されたEvernoteトランク・カンファレンス(Evernote trunk conferenc)に参加してきました。

DSC05009

 リンク: ETCカンファレンス | Evernote Corporation.

Evernoteトランク・カンファレンス (ETC) は、Evernoteプラットフォーム活用に役立ててもらうことを念頭に企画された、丸1日にわたるセッションやワークショップ、ディスカッションのイベントです。

すでにレポートが出ているように、とても充実した、いや若干詰め込み過ぎ感すらある1日でした。でも、終わってみれば、この「詰め込み過ぎ感」こそが大事だったわけです。

当日、朝会場についてみると、キーノートを前にして、すでに大入りの人たち。

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そして、会場に入り、席についてキーノートの始まりを待っていました。とはいえ、長丁場のイベントということで、会場裏手にあるトイレに出かけていました。

そこで見かけたのは、EvernoteのCEOであり、これからキーノートを行うPhilの姿でした。Philは、これから話すであろうことを練習していました。その姿はまわりに人を寄せ付けない雰囲気を出していました。

あのPhilの緊張感はなんだろう?、そんなことを考えていると、まもなくEvernote trunk conferenceのキーノートが始まりました。

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まずは、この1年のEvernoteについての振り返りです。

なんともすごい数字が並びます。

  • サービス登録ユーザー数 → 213%増加
  • 1ヶ月のアクティブユーザー数 → 271%増加
  • 1日辺りの新規ユーザー数 → 277%増加
  • プレミアムユーザー数 → 513%増加

つまり、引き続き倍々ゲームの成長をEvernoteは維持しながら、1年で有料会員であるプレミアムユーザーの数を5倍に増やしたのです。これはなんといって、Evernote社自体の大きな自信となったはずです。

全世界での国別ユーザー比率でも、これまでの傾向が引き続き続いています。

  • アメリカ:36%
  • 日本:27%
  • 他の国はほぼ5%程度

ユーザーもEvernoteも日本が大好きさというわけです。いや、ひょっとすると、来年にはアメリカと日本の比率逆転しちゃったりしてね。

そして、さらにおどろくべきは、1年で5倍になったプレミアムユーザーへの無料ユーザーからのコンバージョンです。

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使えば使うほどにデータ蓄積されログ化され、それがEvernote側にもユーザー側にとっても、幸福なことであるということが、こうして数字で発表できるというのは、ホントすばらしいことだと思います。

そして、例の100年企業を目指すという話も改めてされました。

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そして、この辺りから、Philの緊張もほぐれてきて、キーノートも絶好調になってきました。

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そして、発表されたSkitchの買収(そしてSkitchアンドロイド版の発表)。

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続いて、ここから先のEvernoteのいろいろなプランが3つの時間軸で発表されました。

【ショートターム】

【ミディアムターム】

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  • Evernoteギャラリー

ギャラリーにはついては、まだ構想段階の部分もあります。ただし、このギャラリーではっきりしていることがひとつだけあります。

それはここまで、あくまでも自分の記憶の拡張として保存していたEvernoteのデータを外部に出す機能だということです。

つまり、これまでのEvernoteが向いてきた方向とは、まったく逆の方向にデータを出すということを意味しているわけです。

これには、それなりの準備、そして場合によっては、ユーザーの意識そのものの変化さえ必要です。だからこその中期の計画だというわけです。

【ロングターム】

  • これからの97年(長いよ!)
  • いろいろあるので、人を募集しているよ!

そして、Evernoteチームからは、以下の発表。

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  • Evernote API について
  • Windows Phone 7 アプリ(これがまたすごくよかった)

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さて!

Evernote自身についての話がひと通り終わったところで、ガイ・カワサキのセッションがありました。

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ガイ・カワサキの話は、まあ要するに「ベンチャーとはなんぞや?」という話だったのですが、そのセッションが終わった後に、実はいちばん私の心に残った時間が訪れました。

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キーノートも終わり、すっかりリラックスしたPhilがガイさんを前にして、「なぜ今回ガイさんに話をしてもらっているのか?」という話を始めました。

私は10年前にガイ・カワサキの本を読んで、シリコンバレーにやってきたんだ

これですね。

そう!10年経って、ガイ・カワサキに憧れたひとりの男が、そのガイ・カワサキを自分が育てたサービスのカンファレンスにゲストとして呼べるまでになった。

これですよ。

ここに感激しない人はいないんじゃないかと思います。

さて、前半戦を終わる前に、CEOであるPhilのキーノートにおける緊張と、そしてETC訪問以前のなぜ100年企業を目指すのか?という2つの謎について、書いておかないといけません。

まずは、緊張の正体です。

Philはもちろんプレゼンがとてもうまい人です。私レベルの英語力でも、しっかり今なにを伝えたいのか?ということが伝わってくるプレゼンをする人です。

それだけの人が、なぜ緊張したのか。

それは、Evernoteがこの先立たされる立場が全く変わってくることを、張本人であるPhilがいちばんわかっていたからです。

今回のEvernote trunk conferenceでPhilが立った立場は、規模こそ違うものの、WWDCにおけるスティーブ・ジョブスや、E3における任天堂の岩田さんと同じ立場です。

これは、ここまでのEvernoteというサービスを売り込めばいいというプレゼンとは、まったく違うものです。

ユーザー、関係するサードパーティ、そしてEvernoteという会社自身に、未来を約束するプレゼンテーションなのです。

ユーザーが集まった、データも集まった、だからわれわれはこの集まったデータを最大限活用するためのプラットフォームを目指す。

そして、そのひとつの目標の数字が「100年」という数字なのです。

ということ、すっかり長くなってしまったので、後半戦に続きます。

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投稿:by 2011 08 30 05:32 PM [Evernote,エバーノート] | 固定リンク

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