トップ > 一眼,デジカメ(デジタル一眼レフ) > ルミックスGX1と、それを生み出したパナソニックの歴史を振り返ると応援しないわけにはいかなくなる[PR]
いしたにまさきの新刊:HONDA、もうひとつのテクノロジー ~インターナビ×ビッグデータ×IoT×震災~ 01 それはメッカコンパスから始まった|Honda、もうひとつのテクノロジー 02 ~インターナビ×GPS×ラウンドアバウト~ 運転する人をサポートすること|Honda、もうひとつのテクノロジー 03 ~インターナビ×災害情報×グッドデザイン大賞~ 通行実績情報マップがライフラインになった日
2011.12.22
ルミックスGX1と、それを生み出したパナソニックの歴史を振り返ると応援しないわけにはいかなくなる[PR]
ツイート
|
![]() |
11月24日に開催された『プレミアム・ミラーレス一眼「LUMIX GX1」発売前ブロガーミーティング』に参加し、その後少し間を開けて、GX1のモニターを続けてきました。
この期間(だいたい10日間)、GX1で撮影した写真枚数は、約350枚。特に、一生懸命撮影しようとしたということではなく、いつも通りに使い、イベントや展示会などにも出かけた結果です。
まずは、その中からお気に入りを何枚か。
▼六本木ヒルズ、某社からの1枚。フルオートでこれだけ撮れれば、まあ文句ないです。
▼flickrのコメント(リンク先)でもコメントが入ったように、ISO3200でこれだけがんばれば合格です。
▼もちろんモータショーのような複数の光源が集まる展示会のような明るいところも大丈夫。
この辺は、いまどきのデジカメなので、撮れて当たり前の世界とも言えます。
ちょっとびっくりしたのは、自然光での振る舞い。
▼東京スカイツリーと月
これは、けっこう撮れません。しかもですね。この写真は最大ズームで、隅田川の船の上から撮影しているんです。
そう、足元は微妙にずっと揺れている環境で、これだけ撮れるのは、かなりえらい。
ええ、基本性能としてはGX1は文句ないです。GF1からの乗り換えとか、はじめてミラーレス使う人には最適な1台のひとつだと思います。
で、これはパナソニックのデジカメ全般に言えることだと思うのですが、ご家庭の誰か、つまりあまりデジカメを使うことに慣れてない人が使う機会がけっこうあるのであれば、なおおすすめです。
いい意味でも悪い意味でも、やっぱりどこかカメラ臭くないんですよね、このGX1。普通の人が普通に使えることを目指して設計されているんでしょうね。
さて、話を『プレミアム・ミラーレス一眼「LUMIX GX1」発売前ブロガーミーティング』に戻しましょう。
このイベントは、GX1の話をする前に大前提として、パナソニックとデジカメの歴史といったことに時間が取られました。その話を聞きながら、私はいろいろなことを思い出していました。
まず、とにかく大事なことは、ミラーレス一眼というマーケットは、パナソニックが元祖で自分で切り開いた市場だということです。これ、うっかり忘れがちです。
そして、そうそう、そういえばパナソニックこそが、もはやデジカメとは言えないデジカメを提案していたメーカーであったではないか!
その製品はDsnapといいます。
リンク: SDマルチカメラ SV-AS10 商品概要 | ムービー/カメラ | Panasonic.
これは、面白い製品だった。ただ、当時の私が買わなかった様に、やっぱり売れなかった。
実験的すぎる早すぎた製品というだけではなくて、要するにマーケットに受け入れられなかったんです。そう、パナソニックにはデジカメという市場に新規参入するにあたって、ある意味、実に正しい方法で攻めたんです。
ところがですね!
カメラを買う層ってのは、今更古式ゆかしいデザインがもてはやされたりするように、実にコンサバな人たちが多いんです。
GX1のトップがダイヤルなどを使って意匠になっているのも、そのためです。
つまり、何が言いたいかというと、パナソニックのデジカメって、ホントむずかしい勝負を続けているんだなあということ。
- 攻めすぎるとマーケットから嫌われる
- とはいえ、旧来のカメラの正攻法でいわゆるカメラメーカーと勝負しても意味ない
その結果が、最初からムービーで撮影することも考えてあるミラーレス一眼というフォーマットだったわけです。
ところが、歴史というのは、実に皮肉なもので、結局そのパナソニックが創りだしたミラーレス一眼には、ほぼすべてのカメラメーカーが雪崩れ込んで、いちばんの激戦区となり、同時にいちばん活性化し、そして何よりもそれなりの価格の製品が動くという幸せなマーケットとなっているわけです。
ということで、今回のモニターを通じて、私はなんかねパナソニック応援したいなあという気持ちにはなりました。
でだ!
実はね、GX1にはベストマッチなレンズがあります。これはね、ホントいいよ。実質の画角が50mmになるのもいい。
そう、ズミルックスの25mmです。
▼Panasonic デジタル一眼レフ交換レンズ(L1K用) L-X025
▼光がちゃんとある顔写真もいいし!
▼暗い背景の顔写真もいい
▼そして、きれいにボケてくれます
ということで、GX1買ったら、このレンズがセットにして使いたいですね。
問題は、このレンズ値段もそれなりになってしまうのですが!
数あるミラーレス一眼のフォーマットの中でも、値段も種類も含めて、いちばん豊富にレンズを揃えているのは、実はパナソニックだということも、書いておこうと思った次第です。
▼Panasonic デジタル一眼カメラ LUMIX GX1
いや、ホントパナソニックえらいですよ。
とはいえ、えらければ、それでいいというわけでもないのが、この写真という趣味の世界でもあります。
でもね、だから写真が面白いんですよ。アプローチはいくらあってもいいし、正しくても正しくなくてもいい。
ただ、パナソニックは自分たちなりの王道をミラーレス一眼という形で発見して、それを突き進んでいて、それが今のデジカメマーケットを支えているということは、しつこいですが、もう1度言っておこうと思います。
« 藤岡みなみのPANDA1/2・PAKUPAKU100回SPイベントが、とっても素敵なネットの空気だったこと | トップページ | 伝記「スティーブ・ジョブズ」は結局iPad版(電子書籍)で読みきった »
投稿:by いしたにまさき 2011 12 22 02:09 PM [一眼,デジカメ(デジタル一眼レフ)] | 固定リンク
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
この記事へのトラックバック一覧です: ルミックスGX1と、それを生み出したパナソニックの歴史を振り返ると応援しないわけにはいかなくなる[PR]: