トップ > 献本 > 『小さく賭けろ!』は、ネットビジネスに大事な2つのことの実例だらけである
いしたにまさきの新刊:HONDA、もうひとつのテクノロジー ~インターナビ×ビッグデータ×IoT×震災~ 01 それはメッカコンパスから始まった|Honda、もうひとつのテクノロジー 02 ~インターナビ×GPS×ラウンドアバウト~ 運転する人をサポートすること|Honda、もうひとつのテクノロジー 03 ~インターナビ×災害情報×グッドデザイン大賞~ 通行実績情報マップがライフラインになった日
2012.04.04
『小さく賭けろ!』は、ネットビジネスに大事な2つのことの実例だらけである
ツイート
|
![]() |
いつも本を送っていただいている日経BPさんから、またしても興味深い本が献本されてきました。
それが、この『小さく賭けろ!―世界を変えた人と組織の成功の秘密 』です。
リンク: 日経BP書店|商品詳細 - 小さく賭けろ!.
変化が速い今の時代、机の前で大きなプロジェクトを計画しても決して成功できない。成功している人と組織は、アイデアをすぐに実践している。ユーザーからの声や市場ニーズを反映して方向転換することで、魅力的なサービスを作り上げ、成功につなげている。
目次をみているだけでも、キラ星のような企業の名前がたくさん(企業じゃない人もいるけど)。
- グーグル
- アマゾン
- ピクサー
- スターバックス
- グラミン銀行
- オバマ大統領
- 3M
- P&G
- アメリカ陸軍
で、おれは、いやおれっちの会社はそんなキラ星の会社じゃないから関係ないよ、とはならないのが、この本のすばらしいところです。
なぜかというと、こういう会社が、まだキラ星じゃなかったときに何をしていたのか?という話が出ているからですね。
そもそも、特にネットビジネスのいいところは、スモールスタート(つまり「小さく賭けろ!」)が可能なところであり、そこから最適化を続けたところが、勝利をおさめています。
また、これもネットサービスの面白いところなんですが、成功しているサービスほど、最初のアイデアとかローンチ時の目論見とは違うところにたどり着いてしまったところほど、なぜか成功しているのです。
これは、私のブログの記事なんかでもそうですが、表にみんなが理解できる形で出して(リリース)してみないと、みんなに受け入れられるかなんてわかるわけがないんですよね。
だから、まず出してみる、そして、そこからどんどん最適化できる企業だけが生き残っていくわけです。
そういった成功事例が、この本はたくさんつまっています。
ただ、日本人にとっては、ちょっとわかりにくいのが、冒頭に出てくるクリス・ロックさん。画像検索すると、ああこの人かとわかりますが、それでも日本人にはなじみがうすい人です。
この人が、すぐれたコメディを仕上げるために、いかに時間を使っているかの紹介がここではされていますが、ここでは伊東四朗さんのコメディを絶対に面白くする方法を紹介しておきましょう。
「30分のネタだと思って作って、15分に短縮する」
これはどちらも同じと言えば同じです。半分に短縮するわけですから、1回でうまく短縮できるわけがありません。
何度も練習をしながら、15分に短縮するという最適化がここでも行われているのです。
大切なことなので、もう一度言いましょう。
- まずやってみる
- そこから最適化を続ける
この2つほど、ネットでの活動に大事なものはないのに、この多くのサンプルを集めた本が、これまで目立ってなかったというのは、今回この本をいただくまで、まったく気づいていませんでした。
これは、うっかりしてました。そして、この本にかかわったみなさんお見事です。
なお、この『小さく賭けろ!』のfacebookページはこちら→ 小さく賭けろ! 世界を変えた人と組織の成功の秘密.
このFacebookページには、立ち読み版PDFなんかもあるので、興味を持った方は、ぜひ「いいね!」をどうぞ。
« アンドロイド版のインスタグラムがついにリリース!おれはちょっと拍子抜けした(笑) | トップページ | サーモグラフィカメラがあるだけで世界はまったく違って見える! »
投稿:by いしたにまさき 2012 04 04 10:30 AM [献本] | 固定リンク
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
この記事へのトラックバック一覧です: 『小さく賭けろ!』は、ネットビジネスに大事な2つのことの実例だらけである: